ちゃおチャオブログ

日々の連続

10.9(月・雨)第5次、パレスチナ戦争、蟷螂の一擲。

 

 

人生、已むに已まれれぬ事もある。負けると分かっている喧嘩、自分が相手からコテンパンに打ちのめされると分かっていても、やらざるを得ない喧嘩もある。85年前の日本がそうだった。これは国対国で個人の喧嘩とは違うが、日本の多くの知識人は米国と戦争しても勝てるハズはないと思っていた。しかし日本は負けることを封印し、勝ちだけを信じて戦争に突き進んだ。

 

昨日、ガザのテロ組織ハマスが突然にイスラエルを攻撃した。ミサイル3000発以上、兵隊まで越境して、イスラエル人数百人を拉致してガザに連行した。安息日に攻撃されたネタニヤフ首相はカンカンに怒って、宣戦布告した。力の差は歴然だ。丁度50年前の1973年第4次中東戦争では、片目の将軍、モシダヤンの奮迅の働きで、戦争は1週間で終わらせた。今回もイスラエルが本気を出して叩けば、ガザなどは3日も持たないだろう。

 

敢えて負けると分かっている戦争、どこの誰に唆されてハマスヒズボラが喧嘩を挑んだか? 誰の差し金であれ、この2日間で既に双方の国民の1000人以上が犠牲になった。平和に暮らしていた市民がある日突然のテロ行為で命が奪われた。そしてウクライナ戦争のさ中なの新たな戦争で、世界経済は更に混乱に陥る。誰も喜ばない。

 

残酷な社会だ。日本も今の処平和を享受しているが、ある日突然第三国からのこのような攻撃を受けないとも限らない。突然の大地震には国も国民もその危険性は承知しているが、こうした人為的な突発事件も地震同様に起こりえないことではないと認識しておいた方がよい。世界180カ国の中には普通の考えの及ばない国もいるのだ。

世界の混乱、世界の混迷がいよい深まって行くのか・・。