ちゃおチャオブログ

日々の連続

5.13(土・曇/雨)悪魔のプーチン、早く退場せよ! 南極物語。

 

 

5月9日、今週火曜日、モスクワ赤の広場でロシア大祖国戦勝記念パレードが行われた。当初、周辺国の元属国のどこかの大統領が一人参加との報道もあったが、直前にプーチンの号令により、急遽周辺属国から首脳が集められ、ベラルーシを含め5-6人の大統領が集められた。盟友中国からは政治局委員すらも参加していなかった。一の子分、ベラルーシのレカシェンコも健康を理由に、パレードが終わると、そそくさと帰国した。

2014年、クリミヤ侵攻以前には、この記念日には各国要人が参加し、60周年記念式典には米英仏の首脳、日本からも小泉総理が参列する程の華々しいものだったが、クリミヤ侵略後の70式典には、主要国では唯一、習近平が参加しただけで、中国大陸に於ける旧日本軍の悪辣行為をぶち上げた。

今回、習は参加しなかったものの、プーチンが代わりに旧日本軍の非道をスピーチし、中国を盛り上げていたが、多くの人はパレード自体の貧相貧弱さに目を奪われ、スピーチの方は空念仏のように響いていた。

大祖国ロシアのこの凋落ぶり。戦車が1台登場したが、それは第2次大戦中に使用された骨董品で、ビンテージとも言えない代物だった。行進する兵の数も例年の三分の一で、盛り上がりを欠き、パレード自体は早々と終了した。招待された元属国首脳もこの凋落ぶりを見たら、半分背中を向けたに違いない。

ロシアが軍事大国とは言え、今や世界に誇れるのは核兵器だけで、北朝鮮と変わらない。核を除いた通常兵器では、小国ウクライナにも負ける程の軍隊で、民間人を無慈悲に殺戮する卑劣な手段でしか対抗できない状態になっている。この無慈悲と悪辣さはロシア軍隊のDNAで、18世紀のクリミヤ戦争以来、欧州各国に認識されていて、第2次大戦時の満州樺太でも、日本人が大きな被害を受けている。第2次大戦後、旧ソ連に占領され、従属国となった東欧各国や熾烈な戦争を経験した北欧各国は、ソ連―ロシアを忌み嫌い、ウクライナはロシアからこれ程酷い非人道的攻撃を受けても、独立を守る為に人命を厭わない。

しかしそうは言っても突然の侵略から2年半、国民の犠牲も多く、ベレンスキーは涙を堪え継戦を訴えてはいるが、心の中では1日も早い、停戦を願っているだろう。それは当然ながら、2年半前の侵略直前の状態に戻した上での停戦である。

悪魔のプーチンは殆ど死に体だ。我が股肱の軍隊がこれ程みすぼらしかったのは大統領になって以来、初めてのことだろう。77年前のポンコツ戦車1台が先頭を走り、後は装甲トラックがメダカの学校ごとくに数珠繋ぎ。これで戦争が戦えるか! と。ショイグに怒ってもしょうがない。無い袖は振れないことは、彼自身分かっているのだから。

私兵のワグネル、チェチェンの悪党も同様に怒っている。弾が無い!と。みんな分かっている。もうこれ以上は戦えないと。ただ可哀そうなのは、洗脳された若者で、二十歳に満たない少年兵が、目を輝かせて赤の広場、メインストリートを行進している。彼等に取ってこれは聖戦で、大祖国大戦争なのだと。明日、戦場で露と消えるのも厭わない目の輝きだ。プーチンよ、よくぞここまで、右も左も分からない少年兵を洗脳したか!正にその嘘のマジックは文鮮明以上だ。

ただ彼には分かっている。トランプが言うように、彼は頭の良い人間だ。ここで中国からのバックドアからの支援がストップすれば、もう戦争は継続できないと。岸田総理は来週の広島サミットで、中国包囲網を更に強化する方針を打ち出しているが、中国への締め付けが更に厳しくなり、バックドアが閉じられたら、もう万事休すだ。その頃合いはどんどん近づいてきている。悪魔のプーチンよ、国際刑事司法からお縄を頂戴する前に、早く尻尾を巻いて引き上げろ! もうその時期が来ていることを自覚せよ!

 

午後、8chで40年前の映画、南極物語が放送される。’83年の映画で、当時池袋に転勤となり、そこの代理店吉田さんが早速映画を見て、感動的だったと。数年後、その彼はまだ40代の若さで死んでしまった。ここに出て来る俳優、高倉健渡瀬恒彦夏目雅子、岡田英二、神山繁日下武史山村聰、みんな死んでしまった。夏目雅子などはこの映画の直後、まだ20代の若さで死んで行った。高倉も渡瀬も若くて、良い俳優だ。最後のシーンでは目に泪を浮かべていた。

ジロウとタロウの物語。動物であっても命の大切さ。その対極にあるロシアのプーチン。正に鬼畜に劣る。