ちゃおチャオブログ

日々の連続

第2回西国観音霊場大阪編(11)高槻駅前で軽く飲み中之島センターへ。

高槻教会の高山右近像に別れを告げて、駅前に向かう。

 

戦国時代、この町はイエズス会系の伴天連が多く住む町だった。

 

高槻駅前では、何かのイベントが行われている。

 

地元民、或いは多少人気度の上がって来た芸能ショーのようだ。

 

 

「けいか」という花は通常は「桂花」と書いて、金木犀を意味する。熊本に「桂花ラーメン」と言う全国チェーンの本店があるが、熊本と金木犀の結びつきは自分にはよく分からない。中国広西省に桂林という風光明媚な町があり、そこは名前の通り桂花の町で、街路樹は金木犀がずっと並木になっていて、秋の開花の季節には町中が金木犀の甘い香りに包まれる。以前、丁度その季節、町の郊外にある漓江下りに行ったのだが、ホテルは桂林市内で、本当に町全体が香りに包まれていた。熊本桂花ラーメンの創業者はその桂林からやって来た中国人なのか??

 

「桂花」と「瓊花」。名前は同じだが、全く違う花で、「瓊花」は初夏に咲き、香りもない。鑑真の故地中国揚州が瓊花の町で、自分はまだ行ったことは無いが、瓊花はこの町のシンボル、市の花になっている。後年、何時の頃かは自分は知らないが、誰かが揚州から瓊花の苗木を持ってきて、唐招提寺に植樹し、その後、井上靖が鑑真渡海を主題にした「天平の甍」を発表し、その繋がりからか井上靖の古里、伊豆の湯ヶ島の生家跡に移植されたとのことである。希しくもこの高槻のキリスト教会の前で瓊花の花を見ることが出来たが、これも又何かの縁かも知れない。

 

ぶらぶら駅に向かって歩いていると、駅前で何か人だかりがして、歌謡イベントが行われている。東京下町にもこうした住民参加のイベントが行われているが、関西には特に多いのだろう。少し歩き過ぎて喉が渇いた。駅前に小さな焼き鳥屋があり、5-6人座ればすぐに満席になるようなカウンター式の焼き鳥屋で、そのカウンターの中で親子そっくりの二人がせわしなく動いている。全く息子は父親似の瓜二つだ。隣の客の話を聞くともなく聞いていると、この高槻の河港の話だった。・・そうそう江戸時代以前からここは淀川の流通の要所で、栄えていたのだ。だから昔から栄えていた。自分が余所者と知ってか知らずが、何か聞かせる様にして話していた。ビールと焼き鳥で足の疲れも多少は回復し、今晩の宿、大阪中之島のホテルに向かった。

 

高槻駅前の焼き鳥屋で一休みし、大阪中之島のホテルに向かう。これは大阪市庁舎か府庁舎のどちらかだ。

 

関西金融の中心地。前方に日銀支店も見える。

 

大阪へは過去何回か来ているが、中之島に来たのは久しぶりだ。

 

ああ、日銀大阪支店だ。