ちゃおチャオブログ

日々の連続

11.4(土・晴れ)不注意な死亡事故。



 

不注意による死亡事故が全国で多発している。ちょっとした注意をしていれば、或いは不注意に気が付けば、そうした死亡事故は避けられたかも知れないと思うと、残念なことだ。というか、人口減が加速する日本に於いては、大きな損失だ。交通事故のほぼ100%は不注意によるものであり、人的要素以外を原因とする事故は年に数件もないだろう。

 

昨日から今日に掛けて伊豆で2件の死亡事故が発生した。昨日の事故は伊豆の田京で、お祭りの山車が横転し、参加者の72歳の会員が死亡した。4年ぶりの山車の引き回しだったようだが、下り坂の手前の橋の上で一旦山車を止めて、ブレーキのロープの向きを変える作業を怠って、そのまま坂道に進んで行ったので、スピードが加速し、止まり切れずに横転した。山車の上に乗っていた107数人も大怪我をしたが、死者が一人だけで、不幸中の幸いだった。

4年のタイムラグの中で、山車の重さ数トンもする制御の危険性が皆から抜け落ちていた。

 

又今日は東伊豆の県道で、千葉からやってきた家族連れが、橋の上に車を止め、鹿を見ていたが、26歳の娘さんが車を降り、写真を撮っている最中に、欄干の隙間から40下に落下し、死亡した。60cm位の隙間があったというから、そこから欄干の外に出たのだろう。高さ40mと言ったら、10階建て以上の高さのビルと同じだ。普通の感覚なら、欄干の外に出るようなことはしないだろう。

 

一度失われた命は戻らない。72歳の初老もこの事故が無ければ後10年は生きられたかも知れない。26歳の女性には、沢山の未来が閉ざされた。ほんの少しの注意深さが、大事な命を救うことになる。