ちゃおチャオブログ

日々の連続

5.9(木・晴れ)逆恨み。

 

 

 

新宿の高級タワーマンション敷地で、コンビニから出て来た25歳の女性をめった挿しにして殺害した51歳の男、和久井容疑者。テレビの映像で見る限りでは大人しそうな感じの男だが、逆上したのだろう。

 

殺された女性はまだ25歳の若さだが、既に上野周辺でガールズバーの経営者と報道されている。しっかり者のやり手の女性に違いない。川崎に住む加害者の父親がテレビのインタビューに答えているが、数年前、この男は女性との結婚を親に話し、所有していたバイクや車を全て売り払い、結婚を前提に女性に渡したとのことだ。父親の話では数千万円、TV報道では1000万円からのプレゼントのようだ。

 

処がその話は反故になり、その後男は女に付きまとうようになり、去年はストーカー法で処罰を受け、接近禁止処置を受けた。

 

親子程も歳の違う男女。女は最初から男を手玉に取る積りで付き合っていたのかどうかは、本人が殺された今となっては確かめるすべはないが、少なくともストーカー法で処罰を受けた段階では、金銭的なトラブルは無かったと思われる。男の一方的な貢ぎの行為で、結婚願望は男が一方的に募らせた願望に過ぎなかった。女は単に良い金ツルの男と見ていたに違いない。

 

余りにも歳と身分が掛け離れている。歳の差を克服できる男の魅力とか地位、経済力はない。要は甘い言葉に妄想を抱き、騙し取られた一人に過ぎないのだが、自身ではそれが理解できない。金の返還を求めたのだろうが、今更そんな話に乗る相手ではない。

 

逆上した男は、包丁2本を持って、コンビニから出て来る女を待ち構えていたというから、最初から殺す積りで、逮捕された時も、めった挿しにしたかったと警官に話している。最後までだらしない男だ。逆上して女を殺すなら、何故その場で自分も割腹しなかったのか。自身の始末もできないような男が結婚など出来っこないし、女もそれは分かっていた。最初からすれ違いの運命だったのだが、男には大きな錯覚があった。諦めの悪い男だった。