ウクライナにおけるロシア兵の異常な残虐性、悪辣行為に目を奪われている毎日、足元の日本でも、異常な事件が続発していた。毎日新聞は記事の内容が偏向的で、1面は1面に相応しくない下らない記事を堂々と載せていたり、社会面は、一般読者が関心をもつような事件の深堀は全くしていないか、ニュースの報道自体を無視している。そうかと思うと、埼玉本庄の床下高齢者の白骨体発見など、昨日の夕刊と今朝の朝刊が全く同じ内容。取材した記者は平本詢子で、表題だけは夕刊では「新たに白骨遺体、同居の高齢女性」、朝刊では「床下から別の遺体、同居の高齢女性」と、少しは変えているが、中身は全く同じで、これでは新聞の詐欺と同じだ。毎日は、庶民の関心の高い身近な事故や事件を報じず、いつまでもどうでも良いような例えば知床海難事故の捜索状況等をだらだら伝え、最近は社会面等、余り目にしたくなくなった。
新聞がこんな状態で、新聞からは社会的事件の内容を把握できないが、かと言って文春まで買って読む気もなく、テレビのワイドショーで事件の内容を知ることになるのだが、それも又、最近はウクライナ戦況報道に偏っていて、毎度お馴染みの防衛省研究所の所長や研究員、大学教授などが出てきて、在り来たりの話しかせず、全く陳腐化している。
こんな情報音痴の自分でも、最近は、どうみても異常としか思えない事件があちこちで頻発している。
例えば、昨日逮捕された国税局職員の武藤容疑者、59歳は、結婚したばかりの50歳の新婚妻に殴るけるの暴行を与え、骨折等の傷害罪で逮捕されたのだが、今年4月に結婚したのだが、3か月間の婚姻中にも暴力が絶えなかったという。この男はカラテの有段者だが、この50歳の女性、どうしてこんな暴力男と結婚したのか、信じられない。報道では夫の暴力が怖くて、離婚もできなかったし、暴力沙汰を他に口外できなかったとのこと。彼女に結婚願望のトラウマがあったかどうかは知らないが、親とか身内、身近な知人などはいなかったのか・・。こんな暴力男とは、そもそも結婚すべきではないし、明るみに出た今なら、即離婚すべきだ。新婚妻を殴るけるの暴力でケガさせるなど、男の風上にも置けない。
新聞では詳しく報道されない本庄の事件など全くの異常としか言えない。30歳の派遣社員の柿本が、5歳の自分の息子を虐待死させ、床下に埋めた事件で、埼玉県警は同じ床下別の白骨死体を発見し、10年ほど前から行方不明になっているこの家の同居人女性の義母の可能性があるとことである。この同居女性は、54歳の無職石井で、石井は以前競輪選手と結婚していたが、その相方は20年ほど前に死亡し、この白骨体は、その相方の母親とのことである。
石井は暫く以前に20歳も年下の男、丹羽34歳と結婚し、この本庄の借家に住んでいたが、1年程前から柿本が5歳の息子を連れて、この家に転がり込んできた。その直後から息子に対する躾けと称する虐待が、母親、石井、丹羽の3人で始まり、虐待死したものだが、その死を隠して床下に埋めた。その同じ床下から石井の元夫の母親の白骨死体が見つかった。
日本中がウクライナの惨劇に心を重くし、プーチンを憎み、1日も早い停戦を願っているが、一方では、このような3人のように、人の死を何とも思わず、痛みも感じない、マヒした感情を持っている。複雑怪奇な人間関係、普通の頭では理解できない。
昨日は又福岡地裁で、2年前の同様事件で、40歳の碇被告が5歳の息子を餓死、虐待死させた裁判で、弁護団は、ママ友赤堀被告に精神的に支配されていた結果の事件だと主張し、酌量を求めた。マインドコントロールされていたとのことで、自分の息子に食事も与えず、10キロ以上も痩せさせ、餓死させた。母親のやることではない。
数年前京都の筧被告が見合い結婚した相手を次々殺害し、遺産を相続していた事件があって、その総額は10億円を越えると言われているが、死刑が確定した今でも、拘置所では「自分は死にたくない」と言っているようだ。自分と同じ歳の75才、男を騙すテクニックには長けていたようだが、人の命など、微塵も思っていなかった。毒婦、悪妻を上げたら切りがないが、4人を殺した木嶋佳苗もまだ処刑はされていない。いつまでも生かし続けることはない。