ちゃおチャオブログ

日々の連続

9.17(日・晴れ)どこにそんな大金が! 上田市80代約4000万の詐欺被害。

 

 

明日は敬老の日。高齢者が年々増える日本で、65歳以上の高齢者は3600万人を超え、今や全人口の約3割になっている。80歳以上の高齢者700万人の内、5人に一人が認知症、乃至、その予備軍。

 

先月、上田市で巨額詐欺事件が発覚した。80代のお婆さんが電話詐欺にあったのだ。最初の電話は、不動産屋からで、介護施設への優先入居権に当選したというもの、その後介護施設からの電話で、更に名義貸しは犯罪に問われ、銀行預金は凍結されるなど言われ、現金を何回かに分けて弁護士を名乗る男に送り、合計3885万円の詐欺に遭ったという事件。

80代お婆さんは家族と一緒に生活していたが、この間、全く家族には相談せずに、全てを一人でやっていたとのことである。もう完全に痴呆症と言うか、思考能力の欠如だ。全く疑問を持たずに多額な現金を郵送したとのことだが、これだけの現金がどこにあったのか。金持ち国日本、こうした高齢者があちこちにゴロゴロしているに違いない。詐欺師の良いカモ場になっている。

 

しかし、同居の家族や銀行員、郵便局員が誰一人全く気が付かなったというのも、無縁社会を象徴している。家族間ですら意思疎通。一緒に住んでいても、普通の会話すらも無いのかも知れない。80過ぎの婆さんだから、いずれ死んで行くのだろう。ここで4000万円を失ったとしても、この家族に残して置くよりはマシと思ったかも知れない。家族内で大切にされていたら、こんな事件は起きなかったかも知れない。家族に取っても自業自得だ。