ちゃおチャオブログ

日々の連続

11.3(金・晴れ)文化の日。勲章・褒章の大盤振る舞い、インフレだ!

 

 

今日は文化の日明治天皇が生まれた日で、戦前は明治節と呼ばれていたが、敗戦によって廃止され、戦後は文化の日と呼ばれるようになった。自民党を中心とした一部議員の中には、名称を元の「明治の日」に変更しようとの動きがあるが、何を今更、との感もある。戦後78年、既に定着した名称で、元の名前に戻す必要性はどこにもない。

 

それにしても秋の褒章、この日を記念して、多くの文化、芸術の貢献者に贈られるが、その数の多い事!まるで勲章のインフレだ!今年の叙勲者、大盤振る舞いの合計で4075人。最上位の旭日大綬章は合計で14人だが、民間人は二人だけで残り12人は全て政治家。内二人の県知事以外は全て元大臣。大臣経験者でチョンボさえしなければ、皆この最高褒章を受章する構図。政治家の手前味噌。

 

次の瑞宝大綬章は二人で官僚のトップ。その次の旭日重光章は17人で、漸く民間人が3人入るが、他は大半が副大臣クラス。その民間人の中に元日弁連会長が入っているが、大分低く見られたものだ。更に瑞宝重光章が26人続くがここは3人以外は全て役人で、各省事務次官が多い。この中には武藤駐韓大使や樋口警察長官も入っている。樋口さんはついこの前退職したかと思ったら、もう叙勲だ。

 

新聞に出ている最後の旭日中綬賞・瑞宝中綬賞は合計で368人出ているが、ここへ来て漸く民間人や地方県議、市議、私学の大学教授などが名前を連ねる。早稲田の先生が合計4人で、東大、京大よりも多いが、慶応が一人もいないのは、少し淋しい。早稲田の中に吉本作治80歳がいるが、先生の働きはこんなものだったのか・・。

 

いずれにしても大盤振る舞いのメダル授与、政治家役人のお手盛りで膨らみ続けるが、それこぞ明治天皇、草葉の陰で嘆いているだろう。