葛井寺西門は四脚門になっていて、重文指定だ。
この門も又秀頼により建築されたものだ。
西門を出た直ぐの場所に藤井寺駅に通じるアーケード商店街がある。この入口左側に和菓子店があり、Inaさんに手土産を買っていく。
大阪環状線で福島駅に出て、Inaさんと待ち合わせ、沖縄飲み屋に向かう。駅前には沖縄の店が並んでいる。
今日2か所目の霊場、葛井寺に参拝し、御朱印も頂き、今日の巡礼は終了となった。これから6時に福島駅でInaさんとの待ち合わせ。少し急がなくてはならない。お寺は最初に入って来た西門から出る。これが藤井寺駅に戻る最短の道順だ。
この西門は四脚門と呼ばれ重文だ。豊臣秀頼によって最初は南大門として造られたが、江戸時代になって豪壮な南大門が新造されたことによって、今現在の場所に移転された。西門を出た直ぐの所から藤井寺駅までの約300m程のアーケード商店街になっているが、これは昔の門前町が発展したものだ。
アーケードの入り口近くに和菓子店がある。間口1間で奥に自家製製餡所がある老夫婦二人で切り盛りしているようだ。Inaさんへの手土産を買ってなかったのでここで買うことにする。もう何十年もこの場所で和菓子経営しているようだ。ひょっとして葛餅のお菓子でもあるかと思ってショーケースを見たがないようだ。今は季節でないのかも知れない。2-3冷菓を買って手土産とする。
近鉄で天王寺駅に出て、JR環状線に乗り換える。大阪も東京の山手線同様に市内をサークル状に循環する環状線が走っている。福島駅は天王寺駅からは丁度反対側にあり、内回り、外回り、どちらで行っても同じ位の時間だろう。外回りの方がやや近いか。6時少し前に福島駅に着きInaさんを待ったら殆ど同時にやって来た。
大阪へは過去何回も来ているが、この駅で降りたのは初めてだ。ここは福島区で駅付近には沖縄関係の飲食店、飲み屋などが集中している。沖縄出身者の多い町だ。駅からほど近い場所にInaさんの知っている沖縄料理の飲み屋があり、久し振りにミミガー、ソウキなどを食べ、泡盛も飲む。飲んでいる内に店も満杯になり、高齢の店主も愛想よく気持ちよく飲めた。大阪の福島で沖縄料理とは珍しい取り合わせだった。
初めて降りた駅だが、こんなに賑やかな沖縄の町とは知らなかった。