ちゃおチャオブログ

日々の連続

12.9(土・晴れ)安倍派5人衆。

 

安倍派五人衆。トップがいないので、五奉行と言った方が適しているか。その五奉行が安倍亡き後、後任を決めずに五人連帯で安倍派を運営することになったが、その五人、揃いも揃って裏金作りで疑惑の目が向けられている。五人とも事務総長経験者で、派閥パーティーで集めたお金を管理する立場にあって、入出金明細を必要としないお金を自由に差配する立場にあった。

 

彼等がそれぞれの事務総長であった期間、噂によれば1000万円を超える裏金を自身に還流させていたという。キックバックよりももっとひどい、着服横領だ。安倍生存時代のトップの安倍が黙認していたのだから、やりたい放題だったのだろう。

 

安倍自身、裏金作りの達人だった。広島選挙区で買収罪で有罪になった元法務大臣河井克之は安倍のカバン持ちで、妻の杏里が立候補するに際し、1億円もの裏金を河井に渡し、それを買票の裏工作に使った河井本人は買収行為で逮捕され、投獄された。

 

その裏金1億円は党費から出されたと言われているが、その決済を誰がしたのかは、未だうやむやのままだ。当時の安倍総裁と二階幹事長との泥のなすり合いで終わっている。党費から出ているのであれば、その一部は税金だ。安倍は税金を私的に流用したことになる。党費以外にも官房機密費が使われたかどうかは、全くの藪の中だ。官房機密費は総理の一存で、いつどこで何の目的で誰に使ったかは、一切明らかにする必要はなく、勿論領収書などは全く必要ない。

 

今回ヤリ玉に上がっている世耕も以前は安倍のカバン持ちをしていて、裏金作りには見様見真似で、総理総裁とは阿吽の呼吸だったのだろう。5人の顔ぶれを見ると、塩谷以外は皆安倍の子飼い、準カバン持ちで、脱税、流用、私的着服などは屁とも思わぬ連中だ。表では綺麗ごとを言っても腹の中は真っ黒。私利私欲に走る走狗だ。

 

この五人が違法行為で訴追され、有罪となれば安倍派は瓦解する。安倍派どころか自民党瓦解の前触れになるかも知れない。自民党の面々は脱税、脱法のやりたい放題をしているが、それに手をこまねいて、国会で質問するだけの通り一遍で済まそうとする野党もだらしない。こんな状態では10年20年30年経っても倒閣、政権の奪取は無理だ。

 

日本の政界は自民も野党も人を得ていない。こんな時キーパーテイである公明が毅然とした態度でキューを押すか、栓を開ければ、自民の天下は崩壊し、日本の政治風土も随分とスッキリ、クリヤーなものになるのだが・・。