ちゃおチャオブログ

日々の連続

12.8(金・晴れ)日米開戦の日に思う。松野は持たない、岸田も持たない。



 

日米開戦から82年も経つと、もう新聞でもテレビでもニュースにならない。今日のこの日が真珠湾攻撃で幕を開けた日米開戦日を知っている日本人も中高年者以降で、少数派になっている。今日の国会でも午前衆院、午後参院NHKで放送されたが、言及する質問者も回答者も誰もいなかった。

 

この開戦自体を捉えれば、日本は連合国から追い詰められ、やむに已まれぬ自国防衛の為の窮鼠猫を噛むの例えで、正当化する論調も多い。しかし、ここに至るまでの国際状況を見れば、日本は中国を侵略し、大陸に於ける利権を拡大していた。そうした日本の蛮行に対し、連合国からのプレッシャーが強くなり、そのプレッシャーを撥ね退けるために戦争を開始したので、元々の原因を作ったのは日本の中国大陸に於ける侵略行為にあった。

 

日本が中国を侵略したように、今のロシアはウクライナを侵略している。連合国は嘗ての日本のように、ロシアに圧力をかけてはいるが、ロシアは当時の日本よりも強かで、窮鼠猫を噛むようなことはしない。圧力が更に強まり、ロシアの立つ瀬が危うくなった時には核の使用もあるかも知れない。80年前の日本が捨て鉢の開戦に踏み切ったように、ロシアもなりふり構わずにその圧力を撥ね退けようとするだろう。

 

今現在イスラエルガザ地区で一般市民が殺害されるという悲劇的な毎日が報道されている。最初に戦争を起こしたのは、ガザを拠点とするパレスチナ人だから、彼等がそうした目に遭うのは止むを得ない事だ、との見方もある。丁度日本が最初に戦争を始めたのだから、原爆を落とされても止むを得ない事だ、との同じ論法だ。

 

だが、そもそもの原因を考えれば、第2次大戦後、この地に新たにイスラエルという国を造り、元からそこに住んでいたパレスチナ人を追い出し、4次中東戦争を経て、イスラエルはその都度権益を拡大し、耕作地、キブツを拡大し、元から住んでいたパレスチナ人を追い出し、迫害し、警察権を行使して些細な理由で刑務所に送り、あまつ、ガザ地区は天井の無い刑務所と言われるほどに監視と行動を制限し、そこに住む200万人のパレスチナ人はそこから外に出ることも出来ず、全く閉塞された生活を送っていた。彼等が反乱を起こすのは道理のことだ。

 

ノーベル賞を沢山もらっているのはユダヤ人種であり、金融、芸術にも長けている。元々頭の良い人種だ。このままガザの市民を殺し続けていったら、世界の中で自分達がどんな風に見られることになるかは分かっている筈だ。それとも、ロシアのように開き直って、悪魔の枢軸でも作る積りでいるのなら、話は別だが・・。

 

過激派乃至テロリスト集団ハマスを弁護する理由は全くないとしても、彼等がこの様なテロ行為に走った背景、乃至原因を作ったのはイスラエルであり、日本が追い詰められて対米英に奇襲戦法に走った状況とは全く異なっている。200人を超すイスラエル人、タイ人、その他の人々が突然の人攫いに遭って連行されたのには同情を禁じ得ないが、彼等がそうした犠牲になった遠因を作ったのはイスラエル自身であり、この75年間、キリストの言う良き隣人を忘れたかのようなユダヤ教徒が、隣人融和に努めるどころか、迫害し続けて来た結果が今日の悲劇を招いたのだ。

 

今日午前の衆院予算委、午後の参院NHKがフルに放映してくれた。松野は政界ではアルマジロと呼ばれているそうだ。他者からの攻撃にあった時には、身体ごと身を丸め、じいっと堪えているそうだ。

 

今日の午前午後の答弁、安倍派の裏金作り、キックバックに質問されていたが、40回にも渡って、「捜査中の事で言えない」を繰り返した。個人のことを聞いても同じ答えだ。これでは証言拒否だ。1000万以上のキックバックを受けたとの報道もあり、答えたらお縄頂戴になるので、答えられないのだろう。

もう持たない。いつ辞めるか、クビになるかだ。

松野の首を切るという事は、岸田自身の首を切ることと同じだ。もう内閣は持たない。未練たらしく総辞職する気も毛頭ないので、森が囁いたように、選ぶ道は解散総選挙か・・。野党がもうちょっとしっかりしていれば、倒閣は間違いないのだが・・。