ちゃおチャオブログ

日々の連続

10.22(日・晴れ)混迷する世界、明日からの1週間。

 

 

混迷世界は今に始まったことではない。2011年、中国がGDPで日本を抜き、2015年、ロシアがクリミヤを併合し、G8から追放され、その後BRICSを作り、今ではグローバルサウスの連合体で、既成先進国の枠組みを外から攻撃している。国連はもう殆ど有名無実化して、ポルトガル出身のグテーレスさんの哀れな表情だけがテレビに大写しされている。

 

国際社会の2極化、多極化は以前から言われていたことであり、今はそれが更に先鋭化してきた。去年悪魔のロシアがウクライナに侵攻し、それは恰もナチスポーランド侵攻日帝満州併合と中国侵攻に似たものであり、歴史は80年前に戻った感があったが、ここへ来て、ハマスのテロとそれに対するイスラエルの殲滅攻撃が発生し、世界の状況はいよいよ混迷の度を深めた。丁度第2次大戦前後のスペイン内戦、エチオピア戦争、支那事変等々、今の状況は酷似している。

 

自由社会に取って、当時の枢軸国は悪の枢軸で、今の自由社会に取っては、ならず者国家だ。相容れないもの同士が対話による問題解決は遠のき、力によるせめぎ合い、殺し合いによる領土の拡張、勢力の拡大があちこちで勃発している。

国連に代わって警察権を行使をすべき米国の国力が落ち、国内的にも民主共和で二分され、世界の警察官の役割を果たせなくなって、その混迷はいよいよ深まって行く。

 

イスラエルのガザ侵攻はもう既に時間の問題で、ウクライナのクリミヤ奪還も近づいてきている。そうした時、ロシアがどんな反応をするか。核使用はあり得ないことではない。イスラエルのガザ侵攻により、ヒズボラを巻き込み、イランを巻き込み、中近東の第5次戦争になるかも知れない。その時は第4次の時のような簡単なものでは済まないだろう。原油は100ドルを超え、世界経済はマヒする。日本のような弱小国は世界の動乱、混乱の中で吹き飛ばされてしまう。飛んだトバッチリだが、国民の多くが路頭に迷う。年金などもあって無きがごとくになる。この混迷が続き、拡大して行けば、待ち構えているのはデストピアの世界だ。

 

明日からの1週間、火曜日からは北海道を旅行する。まずいタイミングでの旅行だが、取り止めは出来ない。 憂鬱な 一週間 、 気の重い 1週間 、なるように身を任せるしかない。ただ平和裏に物事が解決されて行くことを願うだけだ。