昨日辞めたばかりの西村経産相が文春砲にスッパ抜かれ、本人は躍起になって否定しているが、イカガワシイ事限りない。個人パーテイ券を関係者に売りまくり、毎月数百円の売り上げをしているとのことだが、その売り先は今回脚光を浴びているラピタス関係会社のようだ。1枚2万円、毎回数百人単位に売りさばいているという。300人であれば600万、500人だったら1000万になる。
売るだけ売っても参加者は無く、毎回経産省職員を何人か駆り集め、形だけの勉強会を開いているようだ。掛かる費用はホテルの部屋代と講師代。5-6万で済むだろう。酷い話だ。経産省職員も忙しいだろうが、大臣からのご指名なら従わざるを得ない。
ラピタスは国策による先端IC開発製造を担い、今度北海道に工場を建てるが、何とその費用の2兆円を国が負担するという。又、熊本には台湾TSMCとの合弁で東京エレクトロン等日本の先端IC企業が共同で工場を作るがここにも又国は数千億円の補助金を出すという。これ等は全て経産省が差配する。
こうした関連企業は経産大臣から言葉を掛けられれば、断るに断れないだろう。2兆数千億円の国費は、こんな形で経産大臣の懐に還流される。2兆円の1%で200億円。僅か0.1%でも20億円。西村がどこまで考えていたのかは分からないが、大臣でいる限り、相当に甘い汁を目論んでいたに違いない。
彼は国会答弁でも、テレビ報道番組のコメントでも卒なく、頭の良さを感じさせたが、灘高出身の東大出は神奈川県知事の黒岩と同じだ。黒岩は元々ゲスに見られていたが、彼の場合はエリートコースで、次代を引っ張る有力者の一人と見られていたが、人の目に付かない、裏でこんな詐欺まがいのことをしていたら、人間失格だ。表の人当たりのよさと、裏の腹黒。こんな馬脚を出したのなら、大臣辞職だけでなく、スッパリ議員も辞めて、一から出直してきなさい。