ちゃおチャオブログ

日々の連続

3.16(土・晴れ)新幹線、福井延伸。

 

 

問答無用の中国と違って、日本の場合は沿線住民の同意とか、土地収用等に時間がかかり、中々上手くは進まない。夢の超特急、超電導新幹線も、静岡川勝知事の強固な反対で、静岡区間が着工できず、未だ宙ぶらりんの状態に置かれている。経済的損失は莫大だ。

 

北陸新幹線、長野までは五輪に合わせ1997年に開業したが、それから18年経った2015年に漸く金澤まで延伸した。それから9年経た今日漸く福井の敦賀まで伸ばされた。長野以遠敦賀まで27年も掛かっているが、これが中国だったら3年、5年内には開業していただろう。民主主義は貴重な制度ではあるが、民意を余りにも大事にし、国が回らなくなっている。超電導新幹線が好例で、伸びに伸びている間に人口も減って、建設の必要性も無くなるかも知れない。今まで費やした数兆円の建設費用も、全て水の泡となって消えてしまう。

 

何はともあれ北陸地方が東京と1本に繋がった。北陸地方は古くから京阪神との結びつきが強く、その文化圏にあるが、今後は、人々の視線も東京に向けられる頻度、割合も多くなるだろう。敦賀までは3時間強、福井までは2時間50分だから、東京ー大阪と殆ど変わらない。東京が強力な磁場のように、これからも人と金、仕事とチャンスをどんどん集めるようになる。一極集中は大震災など考えれば避けたいところだが、世界のメガポリスは、NYもロンドンもパリも上海もどんどん肥大化していくのが実情だ。人間の集まり、習性としてそうなるのかも知れない。