ちゃおチャオブログ

日々の連続

4.12(金・晴れ)善意の顔の裏の顔。大谷の精神力。

 

 

今日、水原一平が加州連邦検事により、銀行詐欺罪で訴追された。金額は当初言われていた6億円の4倍の24億円。メキシコ系の検事は滔々と喋り、記者からの質問も流れるように答えていた。左後ろに控えていたアジア系の男性は中国系か韓国系か・・。日系には見えなかった。

 

しかし酷い金額だ。24億円も穴を開けたら、大会社でも左前になる。以前安倍総理がトリクルダウンと言っていた。富める者のお金は滴のように滴り落ち、貧しきを救う。それは川の水が高きより低きに流れるように、自然の事だ。お金も水も重力の法則には逆らえない。

 

川の流れもトリクルダウンも自然の法則ではあるが、今回の水原の詐欺犯罪は全く異なる。ロシアがウクライナのドニエプルのダムを決壊させたような壊滅的なもので、大会社でも倒産するような大災害であって、並の個人だったら、とても耐えられるものでは無い。だが、大谷は顔色一つ変えずに、自分が全く知らない中で詐欺にあったと、記者会見した。24億、普通の人間だったら卒倒するような大被害であるが、彼の精神は冷静だ。この一つ取っても彼の精神力の並みの人間ではない強さを感じる。

 

嵌められた。二重三重に嵌められた。ボ~ヤやなる違法掛け屋は水原にそんな資力は無いのが分かっていて、負けをツケにして貸し続けた。彼を嵌めこみ、足抜け出来ないようにした。そして最後は大谷から上手に回収する手筈を組んだ。

 

水原は水原で、善人、親友の振りを装い、大谷を騙し、信頼させ、大谷の知らない裏側で悪事を働いていた。裏の顔は詐欺師だ。水原がボーヤに嵌められ、水原は大谷を嵌めた。結婚するまでの最大の親友であり理解者だった水原から裏切られた。自分だったら目と舌を刳り貫き、地獄に落としたいと、怒り心頭になる筈だが、大谷はこの点でも冷静だった。怒りの言葉さえ発しなかった。

 

矢張り、彼は人を越えた創造物だ。24億円を失ってもびくともしない。素晴らしいを越えている。世の中には、こうした人間も存在するのだ。今日のこの一件は大谷を更に高みに引き上げた。10億、20億など大谷に取っては目ではない。彼の目指す道はもっと別の高みにある。50本塁打3冠王、連続MVPは正夢でもない何でもない。現実なのだ。