激動の2週間が終わった。先週のトランプ関税で口火を切った各国市場は、大きな振り子のように上下に振り回され、東京は漸く金曜日後場終了を迎えた。既に欧州の市場は開いていて、米国市場もこれから数時間後にオープンし、トランプ関税に振り回された2週間が漸く終わろうとしている。
中国に関しては特別で、最大145%の関税を掛けると猿山大統領は息巻いているが、それは誰が見ても現実的でない。いずれは落ち着くべき処に収束して行くだろう。トランプにしても習にしてもこのままで良いとは絶対に思っていない。
木っ端の子船は嵐の大海に翻弄された続け、難破はしなかったものの、大きなダメージを受けた。ただ沈没は免れたので再起は可能だ。後何年生きるか知らないが、このままでは死にきれない。夜6時、円はいよいよ142円を割り込むレートに差し掛かった。今晩中に140円まで行くかも知れない。ユーロもスイスフランも大きく上げている。
春の嵐、春の騒乱、春の乱調だ。古来春雷と言われる。春は気象の変動が過激で、各地で雷が発生する。今も外から遠雷が響いて来る。関東地方に限らず、全国で同じように鳴り響ているのだろう。まるでトランプゴリラの腹太鼓のようだ。
昨日は奈良のグランドで、サッカー練習中の中高生のグループに落雷し、数名が重体になった。内一人は危篤だ。⚡のスピードは🚙よりも速い。遠方で鳴っていたとしても、あっという間に近づいて来る。雷に打たれた男子生徒は不運としか言いようがない。
小金井も夕方から雷雨になるとの予報だった。今激しく雷鳴が響いて来る。今日はマルエツで鰹を売り出すとの広告に釣られ、日中に買い物に出かけた。千葉勝浦の初ガツオだ。良い男節の半身だ。久し振りに燗酒にして、この2週間の灰汁落しとしよう。
学会、2代目会長が桜満開の中で亡くなったのを追悼するのか、新聞は連日桜の写真と記事である。昨日は吉野千本桜。何日か前は能登鉄道の桜駅。今日は関東地方の購読者からの桜のショット。それぞれ古里の自慢の桜だ。桜を愛でることに関しては争いは起きない。花見の酒で飲み過ぎて、自分を無くさなければ話だが・・。春雷も遠のいた。さあ、そろそろ当方もぬる燗、初ガツオで今日までの2週間を忘れよう。