
トランプが米国大統領に就任してから今日で丁度1年になる。この1年、世界は彼のわがままで勝手な振る舞いに振り回されてきた。世界最強の軍事大国と、世界最大の経済大国を武器に、好き勝手な主張と、泣く子と児童にも勝る、誰もが手に負えない法外な要求を吹っ掛け、その要求が受け入れられない場合には経済と武力をチラつかせ、言いなりにさせて来た。彼の言葉を借りれば、世界のルールなどクソくらえ! 自分が世界のルーラーだと。
今更この半狂乱のような男をあげつらっても詮無い事だが、先ほど、ユーラシアグループは今年の10大リスクを発表したが、その過半はトランプに関係する米国国内と世界の混乱であり、トランプが巻き起こす騒動を大きなリスクと捉えていた。
同盟国であろうが、敵対国であろうが、一律に高額な関税をぶっかけ、殆ど同盟関係は無きに等しい状態になっているが、それでも従来からの同盟国は国を守るためには米国にすがわざるを得ない悲しい状況の中で、その高額、報復関税を受けざるを得なかった。この程台湾が60兆円程の資金を米国内での投資に向ける約束をし、関税率の引き下げに成功したが、それ以前には日本の75兆円、韓国も50兆円規模、EUは日本よりも多額なお金を貢ぐことを約束させられた。
他国を脅して金を巻き上げるヤクザ強盗の戦法だ。国際法を無視し、国際機関は米国にとってマイナスの存在でしかないと、多くの機関への拠出金をストップし、WHO,WFO、難民飢饉など壊滅状態に陥っている。その内、NYにある国連本部の賃貸料も要求するようになるかも知れない。
今回のノーベル平和賞、単なるメダル欲しさのおねだり大統領かと思っていたが、実はそうではなかった。ノルエー首相に苦情のツイートをし、自分は去年世界の戦争8つを止めさせ、世界の平和に最大の貢献をしたが、平和賞を貰えなかった、と。ノルエー首相から、誰を選ぶかは政府ではなく、ノーベル委員会だ、と返した処、それだったら、もう今年からは、平和には貢献しないと。
何を言っているんだ、この薄バカ大統領。8つの戦争って、一体どこの何を言っているのか知らないが、最も肝心なウクライナ戦争を1週間で止めさせると言って大統領に当選したが、1年経ってもまだ相変わらずドンパチだ。ガザの停戦にしても、殆どハマスの屈服だ。その一方でイランを攻撃する。又、先月はベネズエラに武力侵攻する。何が平和の伝道者だ!
今回もグリーンランドを奪い取る為、デンマーク始め、EU8ケ国を脅して、グリーンランドから手を引けと。グリーンランドの住民の意向など無視して、一人当たり1000ドルから1万ドル、約150万円の現金をばら撒いて、抱き込みを図っている。これがNATO軍、総帥のやる事か! NATOはもう既に有名無実になっている。今日から始まるダボス会議、EU首脳の集まる中で、どんな顔をして、スイスに乗り込む積りか・・。ロシアからの大統領特別代表が今回初めて参加するが、多分二人で仲良くするのだろう。
ユーラシアのイアンブレマーが言うように、この異常さはトランプ個人の問題なのか、それともトランプを取り巻く政権全体の問題のか、誰も余り予測できないが、少なくともトランプが大統領でいる限りは、日本もデカップリングを考えた方がよい。今日のサンデー毎日に元外務省審議官田中均が、トランプの暴挙が世界経済を破壊する、対米従属を転換し、中国と交渉せよ、と発言しているが、正に時宜にかなった発言である。
