ちゃおチャオブログ

日々の連続

上海ー新加坡ー吉隆坡ー曼谷4都旅行記(37)シンガポール植物園のフィリピン人とインドネシア人。

公園内には着飾った人々が来ている。
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知人同士、たまの再会を喜んでいるようだ。
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マレーシア人と思ったが、聞くとインドネシア人とのこと。
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木陰では大勢の人々が寛いでいる。
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若い女性が多い。後で聞くとフィリピン、インドネシアからやって来た看護師、家政婦が多いようだ。
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朗らかな、屈託のないざわめきがそこかしこから聞こえてくる。
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公園の中に大きな池があるのは少しばかり井の頭公園と似ているが、その敷地の広さ、大きさと言ったらこの植物園は比較にならない程広い。僅かな面積のシンガポール島にこれ程大きな公園、植物園があるのは驚きだが、それ程この国がリッチであるとの証左かも知れない。

南国の美しい花、大きな池、その畔を散策する人々、等々見ながら園の奥に進んで行くと、あちこちの木陰に大勢の人々がグループを作って食事をしたり、ゲームをしたり、寛いだりしている。平和そのものだ。こうした光景を見ていると、人々の幸せ感がにじみ出てくるようだ。

楽しそうにしている人々の輪の中に入って、幸福感を一緒に分かち合いたい。そんな気持ちが態度に現れたのか、覗き込むように見ている人々の輪の中から、一緒に来たら、一緒に食べよう、との誘いの声がかかる。それは一つのグループからだけでなく、カメラを向け、写真をお願いするグループの殆どからの誘いだった。分け隔てない人々。

この国の大半を占めている中国系とは異なった顔立ちの人々。しかし英語は堪能だ。インド系やマレー人にしては少し径路が違う。グループ内での人々の会話を聞くと、聞きなれない言葉だが、どこかで聞いたような感じもする。「皆さんは、一体何語で話しているの?」と聞くと、皆、「タガログ、タガログ!」と答える。「ああ、フィリピン! フィリピ―ナ、フィリピーノ!」と当方も相槌を打つ。途端に打ち解ける。ああ、本当に明るく、朗らかな人々だ。

次に又ベールを被った一団もいる。モスレムだ。彼女達こそ、マレーシア人に違いない。「マレー人ですか?」と聞くと、「いや、違う、インドネシア!」との答え。ああ、そうか、マレー人もインドネシア人も同じ系統の民族だ。話す言葉も似ている。そう言えば今日は日曜日。この国に出稼ぎに来ているフィリピン人、インドネシア人。休日の日曜日には職場単位か友人同士か、皆誘い合ってこの植物園に来て、持ち寄ったお弁当で、1日を過ごす。何と健康的で、幸せな人々だろう。辛い労働も今日のこの1日で癒されるだろう。

当方も図々しく誘いに乗って輪の中に入ることも出来たかも知れない。しかし遠慮した。1週間に一度の彼等の楽しみを変な闖入者によって妨げるのは心許ない。遠くからウエーブを送り、手を振り、挨拶し、一緒に喜んだ。良かった。この植物園に来て、幸せそうな人々の姿を見て、自分も幸せになれた。シンガポール最後の場所として選んで最適な場所だった。
 
 
 
 
やあ、こんにちわ! お嬢さんたち!
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「Join us, Join us!」と言われても、これではハーレムになってしまう。
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木陰では又何かの演奏をしているようだ。
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広場で遊ぶグループも。
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ああ、インドネシアの人々。テレマカシー!
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約1時間、良い植物園散歩が出来た。
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