ちゃおチャオブログ

日々の連続

ボロブドールへの3日間(28)ボゴール駅前を散歩し、植物園へ。

ボゴール駅の直ぐ傍には、谷川のような深い川が流れている。この町が台地上に開けているのが分かる。
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駅前の商店街。まだ寂れてはいないが、活気が見られない。客層を皆ジャカルタに奪われているのか・・
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ここも今は避暑地ではなく、巨大なジャカルタ首都圏のサテライト都市になっているのだろう。
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あ、小鳥屋のような店が見える。珍しい。
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ああ、色々南国系の小鳥が売られている。
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歩道橋の上から眺めたボゴール旧市街。どんな街なのか、駅前の周辺を少し歩いてみよう。ちょっとした散歩を終えてから植物園に行っても遅くはない。どの道今日は1日自由な時間があるのだから。歩道橋を降りて、公園(植物園)とは反対方向の市街地に向かって歩いて行く。

駅の近くにはちょっとした川が流れている。ちょっとした、と言うのは、川幅はそれ程広くはないのだが、浸食された川底が深く谷のようになっている。橋から10m以上も下を流れていて、野趣は満点だ。この街が台地上にあって、川がその台地を深く掘り下げている様が橋の欄干から見て取れた。交通が発達する以前の、電車なども無かった頃のこの町は、こんな感じの深い谷川が流れる、自然の景観に囲まれた町だったのかも知れない。

市街地は殊更何かがある、というものでもなく、アジアのどこか一地方都市の街並みに似ていた。それはタイの田舎にもあるような感じだった。珍しく小鳥屋がある。中国の町では小鳥店を時々見かけ、昔からの小鳥の愛好家の存在をうかがわせたが、アジアの地方都市では珍しい。昔の日本の地方では良くあり、自分も子供の頃一時飼っていたメジロやハト。ここではハトは売られていないが、珍しい南方の小鳥が何種類も駕籠の中に入っていた。

駅前の商店街を少し歩いたが、これから発展しようとする矢先に既に衰退の道を歩んでいる姿が見て取れた。経済が活発になり、駅前商店街が賑やかに豪華になる前に、この街の客層は、既にジャカルタの巨大な商圏に飲みこまれているようだった。電車が開通し、大都市に僅かに1時間もかからずに行くことができるようになれば、人々は何もこの町の商店で物を買うことも無い。ジャカルタまで足を延ばせば、物も安いし、色々と選ぶこともできる。日本の地方都市のシャッター通り程はひどく落ち込んではいないが、もう間もなくそんな感じになるだろう。そんな予感のする駅前商店街だった。

さて、駅前を一回りした。これから植物園に行くことにしよう。このボゴールの植物園は世界的にも有名で、この国を代表する庭園だ。ボゴールまで来て植物園に寄らないとすれば、何の為にここまで来たのか分らなくなるほどのこの町の目玉だ。タクシーの運転手には英語は通じないが、「Garden」と一言言ったら、植物園入口の正面までことも無く運んでくれた。
 
 
 
 
何の鳥だろう・・。インコとかオームでもいるのかなあ・・
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ああ、ウグイスみたいな鳥だが、これも南方系の鳥だろうか・・
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さて駅前の商店街をひと歩きし、ボゴール植物園に向かった。
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ああ、聞きしに勝る綺麗な公園だ。
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入園料はインドネシア人と外人では違っていて、インドネシア人は30円位、外人は250円位。
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