去年から今年にかけて又何人か亡くなった。井野さん、去年の10月に見舞いに言ったが、全く話せず、自分との認識もないようだった。その2か月後には亡くなった。当方旅行中で、帰国後に電話し、知ることになった。まだ49日前で、御霊も自宅にあって、別れを告げることもできた。
去年の暮れには隣の鈴木さん。二ヶ月ほど入院し、還らぬ人となった。二人とももう既に80歳後半、充分人生を生きた。
3月には笠倉さん、63歳とはまだ若い。肝臓がんで、一時は回復したが、結局病魔には勝てなかった。
今年のお盆はそうした御霊への挨拶がある。迎えて送らなければならない。
タイのパゴダにお参りし、薬王院有楽寺へ。奥ノ院にて焼香する。両親、兄のことも思う。皆から随分良くしてもらった。もらうばかりで何も返していない。親不孝者だ。
1時間半かかって見晴らし台へ。元気な時なら1時間で登れる山も1.5倍掛っている。途中の急坂もしんどかった。後1時間、お昼を城山で食べようと、頑張ったが、一丁平で既に12時半、ここでお昼にする。
12時45分、今日は1年振りに景信を目指そう。足は披露困憊だが、まだ時間が早い。ゆっくり歩を進めれば、何とかなりだろう。
城山を通り過ぎ、小仏峠より後1.2キロ、30分かけてゆっくり登る。2時半、景信山頂。727mは、今の自分には相当にきつい。もっと鍛え、この程度の山なら普通の登山が出来るようにならなければ。
2時50分、小仏バス停に向け下山する。去年は相模湖へ下りたが、今日は、そんな元気もない。2.2キロの下山道を1時間かけて、休み休み下山する。
もう奥多摩は無理としても、1年に一度、景信位は登ってやろう。景信すらも登れなくなったら、もう高尾で遊ぶしかないだろう。