ちゃおチャオブログ

日々の連続

二週連続の南高尾20キロ(3)大洞山534m通過。

先週ここ三沢峠に着いた時は既に3時を回っていて、登山者は誰もいなかったが、今日はまだ1時、グループなのか、かなり大勢の人が休んでいた。
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ここから大垂水までは5キロ、城山までは6.8キロ。行けるところまで頑張ってみよう。
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山道には十二単のような野草があちこちに咲いていた。
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ここから先はそれまでの山ツツジに代わり、山吹が主流になってきた。
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先週最後に一休みした展望台から眼下の津久井湖とその先の石老山を眺める。
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長閑な津久井の集落だ。
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南高尾の山道は「湖の道」とも呼ばれていて、山道の下には城山湖津久井湖、相模湖など、相模川を堰き止めて作られた人工湖があって、時々林間の間からそれ等の湖が眺められ、疲れを癒してくれる。高尾山研究路と違って、南高尾は登山者がガクンと減るが、それでも本道には何人かも登山者と行きかった。処が本道から少しそれて峰の薬師に向かったら、出会う人は殆どなく、薬師境内での昼食も静かに一人で済ませて、最後にもう一度眼下の津久井湖を一望し、本道に戻った。往復30分以上の回り道になったが、それでも3年ぶりに薬師にお参りでき、来た甲斐はあった。

先週ここまで来て、ここからは梅木平へ下山した三沢峠は、既に午後1時を過ぎていたが、今日はまだ早い時間で沢山の登山者が休んでいる。この先、どこへ向かって下山して行くのかは知らないが、兎も角残りは僅か、皆ほっとしているのだろう。自分はこれから更に高尾を越えて、下山して行かなければならない。表示板を見ると大垂水までは5キロ、城山までは6.8キロ、そこから更に高尾山口までは4-5キロはあるだろう。先を急がなくてはならない。

三沢峠の賑やかな集団を横目に再び上り下りを繰り返すが、ここから先は先週来たばかりだし、地理も見覚えはある。四辻からここまでと比べると、厳しさは半減だ。気持ちを奮い立たせ、前進する。先週も一休みした展望の開けた崖上で一休み。長閑な田園風景が広がっている。平野の先の小高い山は去年登った石老山か。休憩用のベンチに腰掛け、一服する。ここから大洞山までは一息だ。

午後3時、大洞山534mに漸く着いた。ここが南高尾で一番高い場所で、後は大垂水まで一気に下る一方だ。疲労が酷ければ、大垂水から国道20号を歩いて相模湖へ出るか、高尾へ出るかすれば、駅までは行ける。漸くほっとし、一休みしていると大垂水の方から重そうなリュックを背負った年配の人が登って来て、同様に一休みする。何気なく挨拶を交わし、聞いてみると、今日は大戸から登って景信を往復し、これから戻る処とのこと。リュックは20キロの重さがあり、靴も2キロ、訓練の為に月に1回は登っている。2月の赤岳も登ったことはあるし、来月は又仲間と赤岳に登る予定との話だった。

2月の赤岳! 年は自分と同じか、少し上のようだが、世の中、元気な人はいるものだ。脱帽、敬礼! 名前は聞かなかったが、又この高尾のどこかで会うこともあるだろう。その時はもうちょっと時間を作り、ゆっくり話を聞いてみたい。彼も、自分は今は無理だが、10年ほど前までは百名山75座を登ったと話したら、「ほー、それは大したものだ!」と感心していた。彼とは山の仲間、ケミストリーが合うのだろう。大洞山からはお互い逆方向に別れ、それぞれ下り降りて行った。頑張ろう、先を急がなくては。



ベンチの後ろの斜面にスミレに似た綺麗な山草が咲いている。
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日当たりもよく、花も綺麗だ。来月もう一度来て、種を採取したいが・・
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午後3時、大洞山に漸く到着。ここまで来れば後は楽だろう。
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近くには又イカリソウのような花も咲いている。
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南高尾には珍しい野草が沢山咲いている。
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もう一度来よう。今度は種を採りに来よう。
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