政庁の外に出ると、パパイヤの様な実がなっている。
何の実だろう・・、枝振りがパパイアとは違うようだが・・。
通路の向こうに五重塔が見える。
何か重々しい感じだ。
あれ、昔の衣装を着た人が通りを練り歩いている。
宋時代の一見優雅そうに見える政庁の建物を抜けると、いよいよ前方に五重塔が近づいてくる。通りを歩いているとこれまた実に中国風の出で立ちをした駕籠かきが観光客を載せて通りを練り歩いている。駕籠をわざとぶらぶら揺すって、恰も大人の揺り駕籠の様で、中に坐っているお客さんも、喜んでいる。ピーピーシャラシャラ、鳴り物付だから、実に中国的だ。こんな余興にお客さんは一体どれ程のお金を払うのだろうか・・。
建物も駕籠も衣装も殆ど朱色に統一されているような開封府。800年前もこんな感じだんだろうか・・。そう言えば、横浜でも長崎でも、中華街は今でも朱色が主体であり、中国人
さて五重塔にやってきた。下から見上げるとかなり高い建物だ。しかもがっしりしている。井桁の組み方など、如何にも大陸風な重厚感があり、日本の五重塔が華奢に思える位だ。中国の塔の中に入るのは何年振りだろう。以前杭州の六和塔とか西安の大雁塔に登ったこともあったが、五重塔に入った記憶はない。塔の上からの眺めが楽しみだ。
ああ、駕籠を揺すったりして昔の時代を楽しんでいるようだ。
五重塔へやってきた。この重厚感!
装飾も手が込んでいる。
さて堂内に入ってみよう。
おお、このっ像は誰だ!?