ちゃおチャオブログ

日々の連続

中国・歴史の旅(116)「清明上河図」の世界ー8.

湖を巻くようにこうした水路もできていて、遊覧船が流されている。
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渡り橋などもある。
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おりゃ、競馬場もあるよ!
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賭け好きの中国人でも、よもやここでは賭けていないとは思うが・・
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やっぱり賭けていたのかなあ・・・がっかりした顔の人もいる。
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太鼓橋を下り出口に向かって歩いて行く。多くの人も出口に向かって歩いて行くが、それでも園内にはまだまだ沢山の観客がいて、あちこちのコーナーでは相変わらず黒山の人垣を作っている。ハス目で見ながら歩く。その一つ一つに付き合っていたら、時間がどれ程あっても切がない。

しかしここはとてつもなく広いテーマパークで、凄い人数の集客数だ。日本にいたらこんな施設のことなどニュースのニュの字にもならないが、中国では有名なのかも知れない。人口が多いということは一つのパワーだ。ちょっとした工夫、細工をし、それが当たれば、とてつもない客を集めることができる。デイズ二―が中国でヒットすれば、世界一の入場者数になることは間違いない。だからデイズ二―が上海と香港、北京の3カ所に開園するのは正しい選択だ。中国進出を決めたディズニーの株を買っておけば、損することはないだろう。

出口に向かって歩き、いつか毛沢東が言っていた、もしも米国と核戦争になたっとしても、中国の人口は米国の5倍以上はいる。核爆弾を打ちあって、米国の人口が死に絶えても、中国ではまだ半分以上の人口が残っていると。恐ろしい理論ではあるし、人間を人間と見ない、単に消耗品の一つしか見ていない毛の考えが、後の紅衛兵問題、中国の大混乱を巻き起こし、2000万人からの人命を奪った。自身の権力を保持する為に、2000万人の人命などは鴻毛のごとしだったのだろう。

今はこの圧倒的多数の観客が、平和な時代を迎え、数々のアトラクションに時間の経つのも忘れて娯楽に興じているが、この人口の多さは経済的にはプラスに働くこともあるが、一朝何事か歯車が狂えば、羽毛、鴻毛のごとく蹴散らされるかも知れない中国の危険性も考えざるを得なかった。ただまあそうした悪い将来を考えずに、今を楽しめば良いのだと、人々には明るい笑いの中に、今を享楽している姿しか映っていなかった。
 
 
 
 
 
出口方向に向かって帰路に着く人々。
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正面の建物も立派な造りだ。
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あれ、ここで又何かの催しをやっている。
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戦艦にもさようなら。
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大きな水車もありました。
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