ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(96)紹興旧市街。

女性ドライバーの紹介してくれたホテルはこんな感じの部屋。
イメージ 1

 
薄型テレビなどもあり、旧市街の中のホテルだが、中々感じは良い。
イメージ 2
 
 
ホテルの前の通りはこんな感じだ。
イメージ 3
 
 
紹興も江南にあって、運河の多い街だ。
イメージ 4
 
 
古くて、歴史を感じさせる。
イメージ 5
 
 
あそこは又何かの記念の場所みたいだ。
イメージ 6
 
 
はあー、何の碑だろう・・。碑自体は最近になって建てられたようだが。
イメージ 7
 
 
 
中国人の自転車ドライバーとは言葉は通じなくても、熱心さは伝わってくる。何はともあれ、自転車に客乗せ用の座席を繋ぎ、更にその上の60キロからの客を乗せて、自力、自分の足を漕いで、引っ張って行くのだから、並大抵の運動量ではない。黙々とペダルを踏み、時には腰を上げて中腰になってペダルに力を込める。毎日何時間もこうした重労働をしているのだ。生活のためとはいえ、大変な肉体労働だ。

ホテルを出て、石畳の旧市街を進んで行くが、それは丁度13年前、有人の吉さんと蘇州を旅行した際、二人乗りの人力自転車に乗って、夜の蘇州の石畳の道路を走らせたのを思い出させた。中国の古い都市は、こうして道路が石畳で舗装されている。それは古来からのしきたりで、日本には無かった文化だ。道路を舗装するというのは、古代ローマの遺跡にも見られるように、文化の習熟度を表していて、日本が島国だから必要なかった、というのは当たらない。誇大ガリア、ブリトンにもローマ同様の石畳の道路が作られていた。

ペダルを漕ぐ運転手にとっては、でこぼこした石畳の道路を走らせるのは大変だろうが、乗っている自分にはごとごとした石畳の感触、小刻みな振動が座席の下から伝わってくる。歴史を感ずる響きかも知れない。道路は狭く、入り組んでいて、家並に隠れて見えないが、裏には運河が流れている。自転車を止め、そうした運河に案内してくれる。狭い路地の運河で、足を踏み外さないように注意して歩く。生活の匂いはそれ程感じられないが、歴史の匂いはぷんぷんしている。数百年、いや、千数百年かもしれないが、この運河に面して生活してきた人々の哀感が染みついている。良い所へ案内してもらえた、と心底思った。
 
 
 
 
旧市街の商店街。
イメージ 8
 
 
通りの向こうの丘の上に塔も見える。
イメージ 9
 
 
旧市街の路地を歩く現代的な若い女性。イヤホンなどしているので、スマホを聞いているのだろう。
イメージ 10
 
 
又別の運河にやってきた。
イメージ 11
 
 
歴史を感じさせる風情だ。
イメージ 12
 
 
ちょっと1枚。
イメージ 13
 
 
運河と共にあった人々の生活、歴史。
イメージ 14
 
 
これぞ、中国江南の地の情景か。
イメージ 15