ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(102)魯迅生家(2)。

母屋には子女が琴をたしなんでいた人形が飾られている。
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後ろの壺なども素晴らしいものだ。
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ここは刺繍部屋。造り途中の刺繍がある。刺繍は子女のたしなみ。
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ああ、どんな作品になるでしょうか・・
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これも又素晴らしい作品だ。
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ああ、ベッドがある。寝室だ。
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魯迅生家の勉強家屋「三昧書屋」を見てから次に向ったのは生活家屋、所謂母屋の部分である。日本の住宅では母屋と言ったら1カ所しかないが、この魯迅生家は建屋だけでも数十棟とあり、大家族がそれそれに住んでいて、しかも正妻以外にも内妻、所謂メカケの部屋などもあり、中国金持ち階級、有力者の邸宅の典型的な造りになっている。

故里の入口から入ると、正面に幅5-6m、3-4間幅の道路が真っ直ぐ500-600m程伸びていて、その左側が今訪問したばかりの三昧書屋、右側が記念館とか生活の家屋が並んでいるが、記念館は後回しにし、先に生活家屋から見ることにした。日本で言えば城代家老級の家柄。一体どんな生活をしていたのかにも興味があった。

中国と日本の住環境の大きな違いは、日本は紙と畳、漆喰と木造瓦であるが、中国は西洋的な造りで、外壁は煉瓦かタイル、床も日本のような畳、障子などは無く、磚と言うタイル張の煉瓦を敷き詰めたもので、従って寝具も布団ではなくベッドを使用している。勿論日本にあるような炬燵とか座布団などはなく、椅子とテーブルだけである。どちらが住み易いか一概には比較できないが、日本はどちらかと言うと南方系、東南アジア系の習俗を色濃く残し、一方中国はもう殆ど西洋的な生活芳樹であった。

そうした違いを感じつつ、調度品の素晴らしさ、書画骨董、ピンとした緊張感に包まれた室内、等々をゆっくり見て回ることにした。
 
 
 
 
ここはお風呂場。
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書斎なのか・・。
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ここは又別の家族の寝室。
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ベッドルームが一体幾つあるのだろう。
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謂わば居間か。ガードローブなどもある。
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ああ、炊事場だ。
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家政婦、料理人がいて立ち働いていたのだろう。
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こんな籐の中に野菜、穀物、食品などを収納していたのか・・
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