ちゃおチャオブログ

日々の連続

上海ー新加坡ー吉隆坡ー曼谷4都旅行記(51)クアラルンプールの独立広場(ムルデイカ・スクエア)。

国立モスクから暫らく歩くと、市内の繁華街に出る。
 
 
 
この辺は中華街にも近く、センターマーケットもあり、賑やかだ。
 
 
 
ああ、ここがムルデイカ、独立広場だ。
 
 
 
ジャカルタのムルデイカと比べると、やや見劣りがするが・
 
 
 
お洒落な噴水などもあるが・・
 
 
 
 
 
 
独立広場、ムルデイカで有名なのはジャカルタで、2年前ジャカルタ経由でバリ島へ行った際に、このムルデイカ広場の中央に立つ「独立記念塔」のタワーに登り、ジャカルタ市内を一望した。マレー語とインドネシア語は極めて似ている言語で、それは、タイ語ラオス語以上の近さであるが、従って、ここクアラルンプールの独立広場も、ムルデイカ、英語ではMerdeka Square,マレー語では、Dataran Merdeka,と言って、これはインドネシア語と全く同一である。元々はサンスクリット由来の言葉で、「自由と繁栄」を意味していた。

緑と森のグリーンベルトを下り、国立モスクまで来たが、内部には入れない。そこでそのまま市の中心部まで歩くことにした。ツアーバスを待っているよりは、自分の足で歩いたほうがいろいろな物や景色を見ることができ、気に入った情景があれば、そこで足を止めて、心置きなく眺めることもできるのだ。

国立モスクから先は平坦な市街地になっていて、10分も歩くとこの町の「独立広場」、「ムルデイカ」の端に出る。ここはもう殆ど市の中心に近い場所になる。大きなサッカー場程の大きさの長方形の広場で、一面芝生に覆われてる。広い敷地の中で、人々は思い思いに寛いでいる。大きさはバンコクの王宮前広場の方が遥かに大きいが、一面芝生に覆われ、何もない広場、という感覚は王宮前広場に似ている。尤も、ここ最近、あの広々とした芝生の空間が、ごちゃごちゃ建物が建てられたりしているが、もう一つ気に入らない。クアラルンプールは今尚真っ青な芝生の端に国旗掲揚台があるだけだから、すっきりしている。

インドネシアは第二次大戦後直ぐにも独立戦争が始まり、戦後直ぐにも独立を勝ち得たが、ここマレーシアはインドネシアのような激しい独立闘争はなく、英国政府との間に緩やかな連邦制を敷き、しかもその独立は戦後大分経ってからのことであり、そうした国の成り立ちの違いから、同じ「ムルデイカ広場」であるとしても、その規模、壮麗さ、大きさ等々、ジャカルタに比べたらかなり見劣りのするものであった。民族も言語も同じようなものであるとしても、その歴史的背景が大きく異なる以上、やむを得ないことなのだろう。
 
 
 
 
そこへ中国人ツァー客を乗せたバスがやってきた。
 
 
 
色々中国人向けのプロパガンダをやっている。
 
 
 
少数民族、冤罪、反政府運動、等々、国外に来ても、アピールしている。
 
 
 
少数民族、冤罪、反政府運動、等々、国外に来ても、アピールしている。
 
 
 
元、イギリス植民地時代の行政府。丁度、シンガポールに今でも残っている「南洋庁」の建物と意味合いは似ている。
 
 
 
今は広々とした芝生公園で、人々は自由を謳歌している。