ちゃおチャオブログ

日々の連続

秩父観音霊場お札巡り(8)番外編「秩父神社」。

秩父音霊場7ケ寺にプラスして、最後に秩父神社を参詣する。
 
 
 
秩父神社、神門より入る。ここは去年山の仲間、山さん、稲さんと来た所だ。
 
 
 
正面の拝殿は神々しい。
 
 
 
ここでは茅の輪の代わりにこんな輪が置いてある。
 
 
 
拝殿とその説明をする先達さん。
 
 
 
左甚五郎作、母子虎の彫刻。
 
 
 
子宝、子育ての虎と題せられ、左が父虎、右が母虎。母虎にはヒョウの模様(斑点)がついている。
 
 
 
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今日の最後は秩父神社。観音霊場七ケ寺巡りの最後に西光寺を参拝した後、ツアーのおまけとしてしてここ秩父神社に案内してもらった。当方、まだ見たことはないが、毎年12月に行われる秩父夜祭としてこの神社は有名だ。この日は都内から多くの人が見物にやってくる。

2年前にもこの神社に参拝したが、今日は又先達さんの先導で、皆と一緒に参詣する。江戸時代の初め、徳川家康により再築された社殿は立派なものだ。拝殿の正面には左甚五郎作の虎の彫り物が掲げられている。家康の意なればこそ、当代最高の彫刻師も駆り出されたことだろう。これ等の彫刻が国の重文に位置づけられていないのが不思議だ。

当時既に像などがオランダ使節により将軍家に献上されていたが、同時にトラとかライオンなどもバタビア総督から贈られてきていたのだろう。いや、虎は朝鮮半島に於いて、既に多くの武将により目撃されているし、加藤清正などは虎狩すらも行っていた、というから、当時の日本人にとってはポピュラーな動物だったかも知れない。ただ、左甚五郎が実際に目にしたかどうかまでは知らない。どことなくコミカルな虎の彫り物に、愛嬌を覚えるのだった。

神社の横手に廻ると、「つなぎの龍」の彫り物がある。この龍が夜な夜な神社を抜け出して悪さをしているというので、鎖に繫がれ、逃げ出さないようにされたと言う。流石甚五郎。木彫のネズミが動き出したのと同じだ。

今日の1日ツアーはここを最後として、朝寄った「栗助」に再び立ち寄り、それぞれ土産物を買い、関越道を一路南下した。途中花園でのトイレ休憩の後、渋滞もあったりして、7時過ぎに八王子駅前に到着。うららかな春晴れの1日、風もない長閑な秩父路をゆっくり楽しむことができた。良い1日だった。第2回の巡礼ツアーはまだ案内されていないが、都合がつけば、又引き続き参加をしよう。身も心も軽くなり、清まった。
 
「阿耨多羅三藐三菩提」
 
                     
                         「無苦集滅道」  第1回巡行ツアー 完
 
 
 
 
社殿にも立派な彫刻が施してある。
 
 
 
鎖に繫がれた龍の彫刻だ。
 
 
 
この鳴き龍の説明をする若い権禰宜さん。
 
 
 
つなぎの龍の説明文。
 
 
 
境内の古木、大欅。
 
 
 
秩父宮殿下もご祭神の一人として祀られているが、その関係は良く分からない。ここは昔から「大宮妙見」と言われ、北方の神、妙見が祀られていた。宝登神社、三峰神社と並び、秩父三大神社となっている。
 
 
 
ツアーでは、親切にも教本、ろうそく、線香、なども事前に配布された。
 
 
 
今日の7ケ寺の御朱印を納めた納経帖。毎日欠かさず勤行しよう。