今日は朝から小田原へ。自宅を出た時には小ぬか雨。濡れても差しさわりはなかろうと、傘を挿さずに出たが、矢張り、少し濡れる。
東京駅まで出て湘南線へ。久しぶりに電車の中で新聞を読む。今上野で開催されているバルテイス展の、その画家の奥さんが日本人とは初めて知ったが、バルテイスが５４歳の時に初めて対日した際に、２０歳の節子さんに一目ぼれしたとのこと。４年後、３４歳の歳の差を乗り越え結婚し、スイスの田舎に居を構えた。
バルテイスは１０年以上前に亡くなり、今回奥さんが回顧展を開くことにしたが、親しいフランスの靴メーカー、ルブタンさんとコラボで、４０年前の刺繍の靴「ロシニエール」を再製した、とのこと。何と、その靴の値段が１足、２８６，０００円。
室内履きで、限定２０足とのことだが、リッチな日本人のことだから、この展覧会中にすべて売り切れるに違いない。知らない間に日本人も金持ちになったものだ。
後一つの例は、今度マッカートニーが来日し、武道館で演奏が行われるが、そのチケット代がSS席で１０万円、S席で８万円とのこと。これも又飛ぶように売れるだろう。
７０歳過ぎても、稼げる人は、日本へ来て、荒稼ぎする。羨ましい限りだ。
鴨宮での用事を済ませ、小田原に出て、お城に行く。天守閣に登るのは何十年ぶりのことだろう。５ー６年前この城の前のお堀まで来たが、時間がなく、そのまま城内には入らなかったが、今回は上まで登り、相模灘、箱根、伊豆半島、丹沢等を眺める。北条５代、１００年の歴史が刻まれている。好天で良かった。
