ちゃおチャオブログ

日々の連続

成都の3日間(8)ウサギの頭。

金魚館は寛窄巷子の入り口近くあるが、路地を更に奥の方に向かって歩いていく。
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路上ではボデーペインティングで、通行人の目を引いているアーチストもいた。
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飲食を兼ねた芸能館。四川七変化などを見せてくれるようだ。
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芸能館。琴、筝、胡弓などの楽曲も流れてい来る。
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途中は矢張り食べ物屋が多いようだ。
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更に奥に進む。
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寛窄巷子は一種のテーマパークになっているから、日常雑貨を扱うコンビニとか衣料品薬局以外のエンターテインメントを扱う小売店、土産ショップ、食い物屋台、出し物小屋等々、ここへやって来る観光客からお金を吸い上げるありとあらゆる仕掛けが揃っているようだ。江戸時代の浅草は本の中とかドラマの中でしか知らないが、多分、こうした雑多な寄せ集めで、浪費、消費世界を作り出していたのだろう。

今の東京には竹下通り等あるが、そこはファッション小売店に特化していて、こうした雑多な賑わいの場所は少ないが、敢て大阪の通天閣界隈、アメリカ村、道頓堀から難波ウオークにかけての辺りか。が、中国では成都に限らず、あちこちの中小大都市に似たようなテーマ街区、観光クオーターがある。中国人は一体に遊び好きだし、浪費家だ。今を楽しむ楽天家が多いのかも知れない。そうした点、大阪人と一脈通じるものがあるのだろうか。

ぶらぶら通りを歩くだけでもいろいろなものが目に付く。特に多いのは食い物屋台で、3-4m置きに何がしかの食べ物屋台、出店等が出ている。大鍋をガチャガチャ小気味よくかき回す音や、それに連れて漂う芳しい香り。如何にも食欲をそそるものであり、刹那的な中国人なら直ぐにも飛び付きそうな香りと調理音である。今の日本では殆ど無くなっているが、自分が子供頃の村の鎮守の祭りとか、映画の中のトラさんの大道香具師を思い出す。

小路のドン詰まりはちょっとしたスペース広場になっていて、そこには4-5人用のテーブルとか椅子が10数脚置かれ、臨時の青空食堂になっている。その広場の手前には焼き鳥屋が数軒並んでいて、もうもうと焼き鳥、焼き豚、イカ焼きなどの煙を上げている。こんな海から遠い町でもイカ焼きが好きとは! 中国人の食欲は旺盛だ。しかし以前どこかでサンマの塩焼きを見たことがあったが、あれは、台湾だったか、ベトナムだったか・・。流石にここにはなかった。

だが、ちょっと待てよ・・、この黒くて小さな塊のような丸いものは何だ?? 以前見た記憶はないが・・。看板を見ると兎と書いてある。兎頭?? 何これ! 兎の頭を食べさせる?? 吉さんとどうしようか相談したが、余りにも気味が悪い。吉さんは幼少の頃、故郷の新潟で食べたことがあるという。では、買ったらどうか、と勧めたが、彼も自らは手を出さない。結局四川では焼き鳥ならぬ兎頭を食べさせるんだな、と理解したに留め、その場を後にした。



小路の突き当りは一般道に出るが、その出口の直ぐの内側にオープンスペースがあって、椅子やテーブルが何卓か並べられていた。
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その手前には焼き鳥出店が数店並んでいて、兎頭と書かれた焼き物も売られていた。
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兎頭とは、何かよくは分からないので買うのはやめて、帰りに、姜族の娘さんが打っていた、民族調の飾りを買って帰ることにした。
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自宅に飾った山岳少数姜族の飾り。
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なかなかカラフルな飾りだ。娘の所のお土産に買ってきたが、要らないと返された。
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路上では気持ち良さそうに耳かきサービスを受けている人もいた。
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