ちゃおチャオブログ

日々の連続

成都の3日間(35)成都、夜の散歩。「川劇と諸葛亮」。

四川マーボー豆腐を食べた後、案内されたのは川劇会場の前。メンバーの内、4人が観劇に入って行った。
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残りのメンバーは付近の夜の街の散歩、買い物となった。
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この辺りは成都市の中心部で、夜も賑やかだ。
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一歩路地に入ると、屋台店などの店も出ている。
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今しがたマーボー料理を食べてきたばかりで、これ以上お腹に入らないのが残念だが・・。
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陳マーボー店で、四川名物の麻婆豆腐料理を食べ終えてから、一行は川劇会館へ向かう。川劇鑑賞はオプションで、一人頭300元、日本円では6000円以上だ。かなり高いのだが、伝統芸能である以上、高いのはやむを得ないか。何人が参加するのか見ていたら、二組の夫婦、4人が観劇することになった。京劇は時々日本でも見られるかも知れないが、川劇はここ成都まで来ないと見られないだろう。当方も懐に余裕があれば、参加したかったのだが、今年は年初から株式で大きな損失を蒙っている。6000円と言えども惜しい気がして、参加を見合わせた。

川劇を見ない客はこの周辺の街並みをぶらぶら散歩し、2時間後にここ川劇会館前に集合することになった。ここは成都の中心部にあり、大きなデパートとか、近くには人民広場もある。何人かのメンバーは既に行き先を決めていて、以前、排日運動で暴動に襲撃されたイトーヨーカ堂を見に行く、とのこと。今は、このヨーカ堂の売り上げは伸びていて、中国一とのこと。又、近くのデパートで、中国名産品を買う予定の人もいた。当方と吉さんは人民広場まで歩き、毛沢東像を見に行くことにした。最近の中国での毛沢東の位置づけなども知れればとの思いもあった。

川劇とは京劇の一種で、ここ四川で独自に発展し、守られてきた芸能である。七変化、十二変化で、演じている役者の面が瞬時に変わるもので、当方も以前四谷駅前にある四川料理店の個室で、マスターの演ずる十二変化の京劇(川劇)を見たことがあったが、その芸回しに感嘆した。四川だから題目は当然に三国志劉備玄徳や諸葛孔明が主人公だろう。先日、三国志を編纂した陳寿諸葛孔明について、下記のような評価を行っていた。少し長くなるが、全文を転記する。

諸葛亮は相国(大宰相)になると、人民に安居楽業を保証し、礼法や規律を明確にし、官吏の権限・職責を規定し、主君の裁断に従って、誠心を披瀝し、公正な政治を行った。
忠義を尽くして人民の利益をはかった者には、意見の対立した者でも厚く賞し、法度に背き職務に怠慢な者は、親族であっても必ず処罰した。
進んで罪を認め反省した者は重罪であっても必ず許し、言葉巧みに言い逃れようとする者は軽罪でも必ず処罰した。
各種の事務に精通し、日常業務の基本を掌握し、言行一致を要求して、虚偽の言行をなす者とは同席しようとしなかった。
かくて蜀の国内では、皆が彼を敬愛し、厳格な政治が行われたにも拘らず、これを恨むものがいなかったのは、彼の配慮が公平で、賞罰が厳正だったからである。」
と評価していた。

昨今の舛添東京都知事の言葉巧みな言い逃れ、言行不一致で罪を糊塗する狡猾な有様を見ていると、諸葛孔明の高潔な精神に涙する。舛添よ恥を知れ!



大通りの両側には高級デパートなども並んでいて、人の往来も賑やかだ。
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人民広場はこの大通りを行った先にある。行ってみようか・・
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車の数も多く、この街が経済的に発展していることが窺える。
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大きなビルが両側に立ち並んでいる。銀行、保険、等々だ。
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映画のスタジオなどもあって、ネオンも賑やかに煌いている。
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