ちゃおチャオブログ

日々の連続

7.13.(水・小雨)天皇退位へ。宇都宮氏取り下げ。内田康夫「遺譜」。BS8.

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天皇陛下が退位を表明。現在82歳、日本の象徴として国事すべてを引き受けているが、肉体的負担も大変だろう。去年は念願のパラオ慰霊も済ませ、沖縄も訪問した。外交問題があって中国、台湾、韓国への訪問はできなかったが、かの国が陛下の訪問を喜ばないのであれば、やむを得ない。思い起こすのは去年のフィリピン訪問で、時のラモス大統領が空港への出迎えから見送りを含め、都合6回も陛下との面談をされ、国民からも大歓迎された。フィリピン戦線では、フィリピン人100万人以上の犠牲が出たが、それにも拘らず大歓迎された。陛下の人徳。戦後70年培われた平和日本の象徴としての陛下だった。そのことがどうして中国人、韓国人に理解されないのか・・。教育により人は如何様にも変えられる。長い間の反日教育で染み込んだ意識を変えるのは難しい。
兎も角、ご苦労様、お疲れ様、とねぎらいたい。

昼2時から日本記者クラブで行われた都知事選4人の立候補者の共同記者会見。勢いが良いのが小池さん、手堅いのが増田さん、理論家の宇都宮さん、ジャーナリスチックな鳥越さん。それぞれ個性があって面白い。
処が夜になって宇都宮氏が急遽立候補を取り下げ。野党陣営は鳥越氏1本に絞られる。これで鳥越が俄然有利になった。
たまには京都みたいに共産都知事も面白いと思っていたが、共産党はどうも民進党に押し切られたようだ。

内田康男「遺譜」上下巻、読了。「浅見光彦最後の事件」とあるように、これが内田康男の最後の浅見光彦物になるかも知れない。彼も34歳。いよいよ結婚し、居を神戸に移すのか・・。
「遺譜」は戦前、戦中のフルトベングラー自筆の楽譜のことで、実はそれはナチス時代の頽廃芸術の絵画を暗号化したもので、ヒトラーユーゲント、特務機関、登戸研究所(現明大生田キャンパス)、ニュールンベルグ、ベルヒテスガーデン、等々、興味尽きない内容だった。
内田は、この作が「靖国への帰還」の延長線上に位置付けているが、実に彼こそ平和主義者だ。

夜BS8、プライムニュース。石原慎太郎堺屋太一渡部昇一のおなじみの3人組。丁々発止の憲法論議。変えられる部分から変えていく。現状に即した内容に変えていく。正論だ。墨守は良いこともあれば、害になることもある。何でもかでも墨守すればよい、というものでもない。

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