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日々の連続

自衛隊護衛艦乗艦記(5)南極観測船「しらせ」乗船へ。

2艘の護衛艦に続き、今度は南極観測船「しらせ」に乗船することにした。
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12,500トン、想像以上に大きな船だ。
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ああ、甲板上には南極の石も置いてある。何十億年もの古い石だ。
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ヤマハスノーモービルも置いてある。こんなので雪原を走ったら爽快だろうなあ・・。
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ああ、ヘリコプター同様に、乗せてくれる!
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段々昼近くになってきた。ゆっくり見ているとどんどん時間が経ってしまう。いつの間にか斎さんグループの3人とは行き離れてしまう。彼等とはどこかで一緒に昼飯を食う事になるだろう。であれば、昼前に残りの「しらせ」も見ておきたい。護衛艦2艘は殆ど足早に回り、埠頭の反対側に着岸している南極観測船に向かった。砕氷船「しらせ」だ。砕氷船が何時頃からこの「しらせ」に変わったのか、定かに記憶していないが、最初の船は「宗谷」。日本中の期待を集め、南極大陸昭和基地を建設した。タロー、ジロー物語。高倉健の映画にもなったし、学校映画にもなり、日本中の感動を生んだ。もう半世紀以上の前の話だ。

自分の実家、伊豆の戸田港にもその「宗谷」がやって来て、南極出航前の極地訓練などをやっていて、湾の遠くからその雄姿を眺めていたが、今日は代替わりしているとは言え、その南極観測船に乗船することが出来る。よもや、この観測船が自衛隊の軍港に係留されているとは思わなかった。本来の目的からすると科技庁なり文部省の所管と思っていたが、艦の運用は自衛隊に任されているようだった。

「しらせ」は自ずと知れた「白瀬矗」中尉から採用された名前で、戦前の日本人なら南極の極点South Poleをスコット、アムンゼンと争い、惜しくも敗れた極地、極限の英雄として知られていた。その白瀬中尉にちなみ本艦は命名されたが、誠に国威を顕彰する名前である。建造は2009年5月、12,500トンで、3基のヘリコプターを搭載し、約6mの厚さの氷河、流氷を砕き、前進することが可能だ。

先刻の護衛艦駆逐艦で、胴体もややほっそりと、スピードと機動性に重点が置かれたが、こちらは観測船。どちらかと言うとずんぐりした体形で、その自重で厚い氷を打ち砕くのに適しているようだった。乗組員の案内で、タラップを最上階に向かって登って行った。



稲さん、悠久さんとの3人で記念撮影だ。
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さて、最上階の船長室にやってきた。
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船長室からの眺望は抜群だ。
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先刻の駆逐艦がこんな下に見える。
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へり空母「いずも」は流石に大きい!これではどんな荒波でも水平に航行できるだろう。
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