ちゃおチャオブログ

日々の連続

自衛隊護衛艦乗艦記(6)観測船「しらせ」内部観察後下船。

本艦は海自が運用しているが、乗組員の制服は護衛艦の軍服と違って、通常の船員服を着用している。
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船長室には海難事故等に備えてのマニュアルなどが保管されている。
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船長室からは直ぐ下に舳のヘリ発着甲板が見える。
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南極から運ばれた隕石。
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10万年前の氷。こんなので水割り飲んだら、どんな思いがするだろう・・
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船員の食堂だ。
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「しらせ」は今まで見てきた軍艦と違って、船長室初め内部の状況までオープンにしていて、艦内をくまなく観察することができた。船長室には国際海洋法の関係の書物とか、海難救助のマニュアル等も備えられていて、こうした不時の事件、事故がいつ発生しても対応できる心構えが見て取れた。

船長室の直ぐ下が大きな船倉になっていて、今は展示パネルとか、ビデオスクリーン等もあって、極地研究の紹介、啓蒙に努めている。中には大きな隕石などの展示もあって、珍しいものだった。特に南極の氷は貴重なもので、10万年前の空気が圧縮されて氷の中に閉じ込められていて、触れると指がピリピリして、不思議な感覚だった。南極の氷で、ジムビームでも飲んだら、どんな味がするだろうか・・

船倉の下は食堂や居住区になっていて、4人部屋、二人部屋等の区画が整然と並んでいる。その中ほどに神棚があったのは驚いた。日本的と言うか、この船が戦前の海軍の伝統を引き継いで、わだつみの神、大山祇が祀られているのだろうか・・。そう言えば、デカプリオの出演したタイタニック号の船首にもポセイドン像があったが・・。洋の東西を問わず、海神を敬うのは海人の共通の慣習か・・。いや待てよ、あの神棚の中に馬祖も一緒に祀られている、ということはないだろう・・

そんな時、同僚の斎さんから電話があり、彼等は既に下船し、出口の方に歩いているとのこと。お昼を食べにどぶ板通りまで行こう、との話だった。稲さんと悠久さんに事情を話し、急いで出口に向かう。途中の海軍カレーのテントの前は相変わらずの人の列だった。



その隣には神棚もある。
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乗組員の個室。4人部屋だ。
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これは士官クラスの個室か・・。
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2段ベッドの二人部屋。
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さて、「しらせ」を下りて、3人の待つ出口に急ぐ。
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ああ、海軍カレーのテントの前は、相変わらず大勢の人が順番を待っている。
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