ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(2)ローマ・フミチノ空港での乗り換え。

アブダビからローマへは深夜アリタリア航空で行くことになる。
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考えてみたらアリタリアもSkyチームのメンバーで、ANAもETIHADも同じグループなのだ。
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欧州の飛行機だけあって、エアバスだ。
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アリタリアはつい最近倒産したと思ったが、機体もサービスもそんな破産状態を感じさせない。
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食事はまずは夜食から。
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次に本格朝食。
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アブダビ空港での乗り換え時間は約2時間だが、初めての空港で、方向も分からず、Transfer Deskで確認して、搭乗ゲートまでやってくるのにかなりの時間はかかり、2時間の待ち合わせだからと言って、十分あるとは限らない。今回は単にTransferだけで、途中の通関手続き等はなかったが、それ等に引っかかったら、すぐに時間が経って、焦るかも知れない。団体客と違って、一人の乗客なら、離陸時間が来たら、置いてきぼりを食って、そのまま出航してしまうかも知れない。アブダビでは幸いに搭乗口ゲートで1時間からの待ち時間があり、Wifiも自由に使えて、お陰でその間、スマホでのブログチェックもすることができたのだが。

さてアブダビからは今度はアリタリア航空の飛行機に乗って、ローマのフミチノ空港へ向かう。ETIHADに予約したのに、何でアリタリアかは当初理解できなかったが、それは多分ETIHADには最適時間の乗り換え便が無く、同じSkyグループのアリタリアに乗せられたのだと思う。こうした点、JALのOne Worldにしても、ANAのSky Teamにしても、各国航空会社間の連携は緊密だ。

アリタリアは確か去年か数か月前、経営不振で倒産したと思ったが、機体も大きく、エアーアテンダントもイタリア美人で落ちぶれた感ははい。世界の先進国の多くのNational Flag Carrier,BOACを先頭に、JAL,NW,PA等々が倒産の憂き目に遭い、最後にやってきたのが、このアリタリアだが、まだ堅調なルフトハンザもいつどうなるか分かったものではない。国営企業の高賃金体質は、今やLCCが主流となっている国際航空業界に於いて、立ち行かなくなってきているのだろう。帰りの帰国便のスケジュール表を見ると、バルセロナからは一旦Air Berlinでジュッセルドルフに飛ぶが、このエアーベルリンも多分ルフトハンザのLCC子会社に違いない。

自分の知識ではローマは確かダビンチ空港と言っていたと思うが、今はFiumicinoとなっている。新しくできた空港かも知れない。東京で言えば、羽田と成田のような関係か。最近の空港名は人物名よりか、その土地の所在地の名前を取っているようだが、自分の知識は浅薄だが、Fiumicinoという、イタリア人の歴史的人物、有名人の名前は嘗て聞いたことはない。この空港も世界の潮流にならって、多分人物名ではなく、ローマ郊外の地名なのだろう。

アブダビを真夜中に出たアリタリア機は、ローマ時間で朝7時に到着する。時差が1時間であれば7時間半、2時間とすると8時間半の飛行になる。矢張りこの空港は新しく、斬新なデザインの空港ビルで、ヨーロッパに足を踏み入れた!との実感を覚える。特にイタリアはファッションの国。曲線を生かした建物構造は、流石にイタリアを思わせた。

この空港でEUへの通管手続きを取ることになるが、それは知らなかった。当然バルセロナでの入管と思っていたが、ローマーバルセロナ間は言わばEU域内の国内空路に当たるのだ。それにしてもすごい数の乗客が通管カウンターに押し寄せている。三重四重に並んで列を作っている。この状態を後から飛行機に乗って思い出し、考えたが、ギリシャ難民問題を想起した。難民がEUのどこか一国に入国すれば、後は、EU内はどこでも自由に移動できる。成程、それを嫌がった英国がEUから脱退したのか・・。ローマ・フミチノ空港での大渋滞の通管手続きを経験し、現実の世界政治状況を認識できた。

その大混雑の通管を無事に終えて、搭乗ゲートまでやってくると、もう既に出航時刻までには1時間を切っていて、しばらく待って搭乗が開始された。ここからバルセロナまでは地中海を横切って、コルシカ、サルジニアの上空を通って飛行するのだが、今回の旅行記は一旦ここで中断し、以前6回目で中断していた「薩摩・大隅の旅」を先に終わらせ、その後、バルセロナ到着後のイベリアの旅を綴って行くことにしよう。



飛行7-8時間でローマ・フミチノ空港に到着。
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日本語は見当たらないが、中国語が世界の主要言語になっている。
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フミチノ空港、いやー、素晴らしいモダンな空港だ。
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流石、デザイン王国イタリアの首都の空港だけのことはある。
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どこも高価そうな店が並んでいる。
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通管に大分手間取ったが、無事にバルセロナ行き飛行機に搭乗。いよいよこれからバルセロナ
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