ちゃおチャオブログ

日々の連続

日の出・御岳縦走15キロ(4)下山~鳩ノ巣駅へ。

楢峠の分岐から20-30分下ると、漸く木材運搬用の小屋が見えてきた。
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山道はここで途切れ、この先はアスファルト道路を下っていくことになる。こんな山中にこんな立派な道路を、とも思ったが、地元対策には必要なのかも知れない。
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鳩ノ巣の集落を通り抜け、漸く多摩川に架かる橋にでる。この橋を渡れば、もうすぐにも駅だ。
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長い1日だった。漸くたどり着いた・・。
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橋を渡った先は鳩ノ巣駅だ。
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日向和田の登山口から御岳までが7.5キロとすれば、この御岳から鳩ノ巣駅までは丁度折り返しのようなものだから、同じように7.5キロと見ておけば良いだろう。案内板には駅までの距離は書いてなく、時間として2時間半と書いてあるだけだ。御岳山麓の宿坊や民家、小学校分校までもある住宅地を通り抜け、鳩ノ巣渓谷の山道に向かう。ここまでの御岳の賑やかさは嘘のように、ここから先は全くの一人旅。午後の山中、カジカがカナカナカナと鳴き出し、より一層寂しさが募る。この時間麓から登って来る人はいないとしても、足の速い人が後ろから追い抜いてくれるだけでもほっとするが、そうした登山者も全くいない。

自分としてはかなり早い歩速で歩いたと思っていたが、実際は足の動きは鈍っているようだ。躓いて転びかけたことも2-3度あった。矢張り足は十分に高く上がらないに違いない。思ったよりも時間がかかり、分岐点の大楢峠までに3時間もかかってしまった。この分岐を右に下れば鳩ノ巣、左に下りて行けば、吉野園地に出て、奥多摩駅に出る。以前左の奥多摩へ下ったことはない。クマに注意との看板が出てはいるが、矢張り数回歩いたことのある鳩ノ巣へ下ることにした。

楢峠から林の山道を下って20-30分、漸く木材運搬用の小屋が見えてきてほっとする。ここまで来れば人家も近い。谷底の方からは人の声も聞こえてくる。鳩ノ巣キャンプ場、或いはバットレスからの若者の声だろう。その木材運搬リフトの少し先で山道は終わり、アスファルト道路に接続されている。以前のキャンプ場に向かう山道は今はもう廃道になったようだ。

車道に出ると、そこは道路の行き止まりになっていて、4WDのレジャー車など数台が駐車している。下のバットレスで遊んでいる若者の車だろう。いつの間にか、こんな道路ができたのかと、道標を見ると平成27年竣工、今から2年前だ。・・そういえば、このコースももう10年ぶりだろう・・。10年も経てば山道も大きく変わる・・。車道は数百メートル置きに工事時期の道標があって、2年ごとに延長されている。何でこんな山中に立派な道路が・・、日本国も金持ちになったものだ、と思って下って行くと、この新設道路の入り口付近に大手ジェネコンに似た名前の地元の土建業者の現場事務所があって、そこには何台かのユンボなどが置かれている。・・ああ成程、そうだったのか・・、地元の雇用対策だったのか・・。必要なのか必要悪なのかは自分には分からないが、地元業者はこの先数年は、仕事に困らないだろう。

峠から約1時間、鳩ノ巣の集落を抜けて、漸く多摩川に架かるつり橋に出る。この橋を渡れば、もう直ぐその先はJRの駅だ。ほっとし、川を眺め、今歩いてきた山を眺める。長い1日だった。6時過ぎに鳩ノ巣駅に着くと、丁度10分後位に青梅行がある。接続が良ければ7時半には自宅に戻れるだろう。青梅駅からは待つ程もなく東京駅行直通電車に乗車でき、想定通り7時半には自宅に着いた。ひと風呂浴びて、さっぱりした後のビール。今日1日良く頑張った。スマホの万歩計を見ると、今日1日で27キロ、38,000歩も歩いていた。ご苦労様!



もうこの時間、河原で遊ぶ人もいない・・。
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うーん、御岳縦走15キロ、よくやった!
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自分で自分をほめてやりたい。
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このつり橋は子供がまだ小学生の頃、30年以上も昔からここにこうしてあった。
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6時10分、大楢峠から丁度1時間かけて、鳩ノ巣駅に到着した。
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本日のデータ、27キロ、38000歩も歩きました!
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