ちゃおチャオブログ

日々の連続

日の出・御岳縦走15キロ(1)金毘羅神社まで。

青梅から乗り換えた奥多摩線は、朝のラッシュアワー並みの混雑ぶりだった。
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だが、青梅から二駅目、日向和田で降りる乗客はまばらだった。
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多摩川に掛かる雲竜橋を渡る。
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河原では既にレジャー客が水遊び、川下りを楽しんでいる。
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橋上から眺める奥多摩、奥深い山だ。縦走は何年ぶりになるだろう・・
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この川の流れのように、行ける所まで行ってみよう。
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7月連休の中日16日、久しぶりに奥多摩を歩く。昨日が休み、明日も休み。今日は多少は無理をしても良いだろう、と、以前歩いた日の出を越えて、鳩ノ巣へ下る御岳縦走を試みることにした。過去数回歩いているからコースは知っている。問題は足がどこまでついていけるかどうかだけだ。青梅で電車を乗り換え、奥多摩線・日向和田で下車。東小金井9時半の電車に乗ってきたが、直通青梅行に乗れたので、僅か1時間、10時半にはスタートすることができた。

乗り換えの青梅ホームでは溢れる程の人で、車内も満員電車なみの混み具合だったが、日向和田で下車する人は意外に少なく、合計でも10人ほどだったが、多摩川に掛かる雲竜橋を渡る頃には、それがまた皆どこかへ散って行ってしまっていた。この辺の多摩川河川敷とか、遊歩道へ散策に来た人々なのだろう。橋の上から眼下の多摩川を眺めるともう既に何組かのレジャー客が河原で遊んでいたり、ゴムボートを浮かべて渓流流れを楽しんでいる。橋の上から多摩の山々を眺める。いつも見慣れた八王子や高尾の峰々と比べると、遥かに高く、奥深い。・・どこまで挑戦できるか・・。無理なら日の出か御岳で下山すればよい。

このコースを選んだ一つには、ここ日向和田の梅郷にあるその後の梅の成長を見ることもあった。数年前、害虫の発生で、この見事な梅郷は梅の木一本残さず全てが伐採され、丸裸の山になってしまった。2年前の早春、ここへ来た時は、まだ真っ新の丸裸で、見るも無残な姿だったが、今日の山は少しは緑が増えてきて、裸山の痛々しさは薄れていた。しかし、苗木もまだ幼少で、見事な花を咲かせるのは後何年かかるだろうか・・。ベンチに腰掛け、持ってきたコーヒーを一口飲んで、嘗ての梅林を眺めた。
https://blogs.yahoo.co.jp/ciao3776/12881259.html

2年前は足の具合が今ほど良くはなく、山に登る気など更々なく、ここからは住宅地の里山を山裾に沿って歩き、吉野園地、即清寺まで歩いて、吉川英治記念館の前を通って二俣尾まで出たが、今日はそうしたわき目も降らず、真っ直ぐ山に向かう。登山口の入り口には昔からある沖縄料理の店、「郷陽」の看板が掛かっているが、梅林が無くなっても、まだこうして営業を続けているのは、一定の顧客層を持っているのだろうか。自分も機会があったら一度は寄ってみたいと、その店の前を通り、山に入る。

登山口はこの山の中腹にある金毘羅神社の鳥居をくぐり抜けてから始まるが、ここからは神域だ。日出山までは5.3キロ、その先の御岳までは7.8キロと出ている。平地なら2時間で歩ける距離、山道故その1.5倍は見ておこう。山道は静かなもので、登山者の誰もいない山道を谷渡る小鳥の声に励まされ、高見に昇る。登り始めてから凡そ40分、最初の休憩、金毘羅神社に到着する。



梅郷の梅林は2年前に来た時よりは、少しは緑が増えている。
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しかしこの山が又見事な梅園に甦るのは、後何年待つのだろうか・・
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梅林の奥、登山道の入り口近くには昔からの沖縄料理の店がある。今でも閉店せずに営業を続けているのは健気だ。
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さて、金毘羅神社の鳥居をくぐり、これから山道に入る。日の出まで5.3キロ、御岳まで7.8キロ・・。
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登山開始40分、漸く最初の休憩金毘羅神社に到着した。
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神社の前からの麓の眺め。
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