ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(158)街中を通ってホテルに向かう。

綺麗さっぱり散髪を終えて、一旦ホテルに戻ることにした。
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清潔で綺麗な街だ。ベンチも今はシエスタか・・
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前方に又教会が見える。敬虔なカトリック国なのだ。
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街の中の教会。歴史がありそうだ・・
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再び巡礼路を歩いて行く。
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今朝マドリッドのアト-チャ駅から特急Renfeに乗って昼前にここパンプローナに到着し、駅からはタクシーでホテルまでやってきたが、チェックインの時間にまだ早く、リュックはホテルフロントに預けたままになっている。もう既に夕方近くになっているので、今から行ってもチェックインは可能だろう。ホテルは新たに開発された大学地区にあり、そこから旧市街中心部へは沢山のバス便があって、市街地に出るのは便利だが、逆に市街地から大学地区へ行くバス便が分からない。スペイン人の英語能力は日本人同様、「半々」で、話せる人もいれば、全く話せない人も多い。通行人にバスのルートを聞くのも面倒だし、英語が話せても、バスルートを知っているとは限らない。旧市街から大学地区へ歩いても4-5キロもない。ゆっくり市内を見ながら歩いてホテルに戻ることにした。

スペイン・ポルトガルはどこの町でも道路は綺麗に清掃されている。多くのアジア地方を旅行してきた目には、どの町も美しく、清潔に見える。ここパンプローナは町のあちこちに巡礼道が張り巡らされているせいか、特にその感が強い。古さと近代が程よくミックスされている町。町の人口からしたら、スペインでも10指にはいるかどうかも分からない中規模都市だが、元の王国だけあって、街の身だしなみは心地よい。地下鉄がない代わりにバス便は四通八達している。考えてみたら、このイベリア半島で地下鉄があるのはマドリッドバルセロナポルトリスボン位だ。この程度の地方都市に地下鉄がないのは当然だろう。

街が綺麗に整っているのは、スペイン人の元々の性癖なのかも知れない。敢えて観光客を招致する為の町づくり、美化運動ではなさそうだ。長い間の植民地支配で、蓄えられた富の蓄積の上に、人々の性情も温厚になり、綺麗好きになり、絵画、芸術、音楽、文化も発展してきたのだろう。目の前をバイオリンケースを抱えた学生の一団が横切っていく。スペインは著名な画家だけでなく、傑出した作曲家も排出している。セビリアの理髪師を作曲したロッシーニはイタリア人だが、僅か45歳で亡くなったグラナドス、又彼と親交のあったパブロ・カザルス。それぞれ思いで深い楽曲だ。今目の前のバス停でバスを待つ音楽家の卵たち。どんな風に羽ばたいて行くのだろうか・・。



巡礼路を示すシェルマーク。市内には幾筋もの巡礼路が交差している。
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この街路はスペイン語ナバラ語の2か国語で表示されている。
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前方に又緑の公園が見えてきた。午前中に見た城塞公園だろう。
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目の前を歩いて行く若いスペインの音楽生。
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将来、彼等も又どんな音楽家に成長するだろうか・・
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