ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(162)飲み屋で一杯飲んで、バザーを見て帰る。


ナバラ中央公園周辺には幾つもの銅像が立っている。
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名前を聞かされても、どんな人なのかは多分分からないだろう。
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夕刻なのに、日はまだ高い。
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多分歴史上の有名な君主だったのだろう・・。
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家族連れもまだのんびりしている。
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さて、そろそろ飲み屋街に向かおう。
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スペインの歴史については殆ど知らず、ましてやこのピレネーの山裾のパンプローナの歴史など、殆ど無知に等しい。僅かに1-2知っていることと言ったら、今から500年ほど前の昔、この近くの山間、バスク地方からザビエルとロヨラの二人のカトリック聖人が出たことと、今から100年ほど前、ヘミングウエイがこの町に良く来ていたという程度の知識だ。だからナバラ中央広場のあちこちに立派な銅像が立っていても、その銅像は誰で、どんな貢献をこの町にしたのか、などは全く分からない。仮に名前を聞いたり、刻印された名前を読んだとしても、どこの誰か、さっぱり思い浮かばないだろう。

取り敢えず、訳も分からないとしてもそれ等立派な立像の写真を撮り、広場を歩く人々の落ち着いた所作を写真に収め、飲み屋ストリートに向かう。数軒ある立ち飲みバールはどこも満員で、皆楽しそうに飲んでいる。こうした時、一人旅行は飲み相手もいなくて、淋しいものだ。知らない人に自分から話しかけて行くほどの勇気もなく、漸く空いたカウンターの隅の方で、ビールとフィシェの缶詰をもらう。ヘミングウエイはいつも周りに沢山の仲間がいて、こんな時にも大柄な体で大声を出し、右手を振り回しながら、ビールを干していたのだろ。店の照明は暗く、直ぐ隣にもお客がいて、暗い中で写真を撮っても上手くは映らない。100年前の元気で賑やかなヘミングウエイを想像し、ビールを1杯飲んで店を出た。

気分よく昼間歩いた巡礼路を再び歩いて森林公園まで行くと、近くでナイトバザールをやっている。時間的には夜の筈だが、外はまだ暗くなっていない。だから、ナイトバザールと言うのは、間違った表現かも知れないが、いろいろな小売店が集まってバザールをしている。この町にはデパートとか大型ショッピングなど無いから、こうして屋台の定期市を時々開いて、客集めをしているのだろう。サンチャゴの隣の町、パドロンへ行った時も同じような市が開かれていたが、それがスペインの地方の小売業の21世紀の今日まで残っている伝統かも知れない。食品とか衣類、子供のオモチャなど等、多種多様な商品が屋台に並べられているが、当方買いたいものもなく、一渡り眺め、バスに乗ってホテルに戻ることにした。今度は「Universitaria」と所在地を覚えていたので、バスで帰ることも可能だった。



飲み屋街はどこも一杯だ。カウンターの隅を間借りして、ビール一杯飲んで店を出る。
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昼間歩いた巡礼路を再び森林公園の方向に向かう。
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公園の近くでバザールが開かれていた。
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もうそろそろ閉店時間か・・
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今度はバスに乗ってホテルに戻る。ホテルの所在地も覚えたし、この町はバス便が発達している。
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