ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(190)ミロ・ダリ・ピカソを見て館を後にする。

カタルーニャ美術館の最後の部屋はスペイン近現代作家の展示特別室になっている。
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これは誰だろう。ピカソの若い頃の作品か?
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ああ、これはピカソだ。キュービズムの時代か・・
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こんな場所でピカソの本物に出会えるとは!
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マチスシャガールの作品もあったが、これはミロだろう。
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さていよいよ最後の部屋にやってきた。スペインを代表する近代画家、ミロ・ダリ・ピカソの特別展示室だ。照明を暗くした部屋で、作品だけが浮かび上がるようにスポットライトが当てられている。自分には真贋を区別する目を持ってはいないが、一人二人のプロらしき写真家が絵の前に三脚を据えて、精巧な写真撮影をしている処をみれば、本物に間違いなだろう。複製の絵画にこの様に時間をかけて、神経を集中させて写真撮影するプロはいないだろう。

この3人以外にも何人もの近現代スペイン画家の作品が展示されている。しかもこの3人の作品ですら、何枚も掲げられている。東京の新国立美術館東京都美術館で特別展が開催されたとしても、これ程の作品を一堂に集めることは難しいだろう。それをここカタルーニャ美術館では、無料で人々に開放しているのだ。カタルーニャはスペインの中でも特別の地位を占めていて、近年独立運動がかまびかしいが、独立しなくても現在でも大幅な自治権が認められていて、財政豊かな区別自治州として、この美術館に時価数億もするような名品を一堂に集め、しかも入館無料としている。内心マドリッド中央政府は苦々しく思っているかも知れないが・・。自分のような景座的旅行者にとってはありがたい事ではあるが・・。

収蔵点数が多過ぎて、写真を撮り切れない。個々の作品を撮っていったら、ブログの中で何頁にも渉ってミロ・ダリ・ピカソを紹介し続けなければならなくなる。専門家でない自分には、この3人を紹介し続ける知識は持ち合わせていない。僅かこの1頁ですらも難渋しているのに・・。絵画に対する素養が低く、有名画家とは言え、その画題すらも知らない。本来ならその画題、製作時の背景、その絵画の裏に潜む逸話、等々ブログに縦横に紹介した処だが、今の自分に出来る事と言ったら、撮ってきた写真を順番に載せていく程度のことだ。小学生と変わらない作業。だがそれでも良いだろう。この美術館に足を運んだ、というその一点の記録として残されるものであれば。



ミロのファンタジックな画だ。
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3階にはキオスクもあり、絵葉書を買って帰る。その場で切手も買えて便利だ。
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美術館の正面玄関のテラスで、スムージーを飲みながら、孫に絵葉書を書く。
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さて、美樹館を後にして、次にオリンピックスタジアムに向かおう。
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MNAC、Museo National Art Of Catalunya、カタルーニャ美術館、良い美術館だった。バルセロナへもう一度来る機会があれば、もう一度来てみたい場所になった。
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