タイのチェンライのサッカー少年13人が洞窟に閉じ込められ、10日以上が経ったが、イギリス人洞窟探検家の二人により漸く発見された。入り口から5キロ先の洞窟内。水没した坑道があったりして、行くだけでも6時間以上はかかる。良く発見できたものだと、彼等のプロ意識の高さに感心する。それ以上に感心したのは、13人の少年で、真っ暗な穴の中、食べるものも乏しく、よくぞ頑張り続けたものだ。コーチの25歳の青年は一時お寺で修行した経験があり、肝が据わっていたようだ。この10日間、自身は一切食べ物を口にせず、少年たちに分け与えていたという。見上げた精神だ。
ただ今のところは生存が確認されただけで、この洞窟からの救出方法は決まっていない。少年たちの体力も落ちているだろうし、5キロの水没した洞穴から助け出すのは、何問題だ。ただここまで頑張ってきた。家族や関係者、世界中からの祈りもある。少年たちはこの艱難を潜り抜けることができるだろう。