ちゃおチャオブログ

日々の連続

The Third Eye カトマンズへの道(36)Lucky Flight,ヒマラヤの女神、アンナプルナを正面に。

離陸して10数分、安定飛行に入ると前方座席からざわめきが聞こえてくる。ヒマラヤが見えるようだ。
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白い雪山、ヒマラヤ山脈だ。
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ああ、霊峰アンナプルナ。豊穣の女神だ。
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4つの峰が連なって見える。
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3日前にカトマンズにやって来た時は、気象状態が悪く、途中まで来て飛行機はUターンしてデリーに戻り、出直しの2回目の飛行で無事着陸できたが、昼の早い時間に着く予定が夕刻になってしまった。ホテルに着いた時は既に夜で、夕食を食べに通りに出たのが精一杯だった。そんな気象状態だったから、インド亜大陸を飛んでいるときは眼下のガンジス川なども赤茶けた大地にのたうつ姿が見えたが、ネパールに入った途端、雲の中を飛行し、着陸直前に眼下のカトマンズが見えた程度だったが、今日は雲もなく、視界良好である。

スモッグに淀んだカトマンズ盆地を抜け、暫くすると前方の席でどよめきが沸き起こった。右側窓からヒマラヤの秀峰が見えるようだ。自分の座席は左側で、眼下はインド亜大陸に続く大地が見えるだけだ。右側を見ても、座っている人の頭で、丸窓の外の様子が良く見えない。時々チラチラと白い雪山が見える程度だ。折角ここまで来たのだ。遠慮していても始まらない。席を立って、右側の非常口ドアの前に行き、外の景色を眺めることにした。

「オー!」ヒマラヤの霊峰が見えるではないか! 真っ白の雪に覆われ、この飛行機と同じ位の高さだ。8000m峰だから、ほぼ横に見える感じである。乗客の何人から、「アンナプルナ、アンナプルナ」との感嘆が漏れる。世界第10位、8000mを超えるアンナプルナ第1峰から4峰までは連続して並んで見える。実に神々しい、見事な景観だ。残念ながらエベレストは見れなかったが、この飛行機の中から豊穣の女神アンナプルナが見られただけでも大ラッキーだ。この国へやってきた意味も価値もこれであながえた。

ほぼ10分~15分程の間、右側窓に次々にヒマラヤの霊峰が現れ、後方に去って行く。乗客の話では、あれがダウラギリ、あれが、何とか峰、等々満足げに教えてくれる。どうだ、と言わんばかりに誇りりが表情に現れている。実にこの国の宝であるに違いない。自分に取っても実にラッキーで、殆ど幸福の15分、雪山を見続けていた。



次に現れるのはダウラギリ。8167m、世界第7位の山だ。
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神々しい白銀の世界。
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ああ、本当にネパールまでやってきて良かった。
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至福の15分を過ごし、漸く自席に戻り、軽食を食べる。
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