ちゃおチャオブログ

日々の連続

The Third Eye カトマンズへの道(41)ニューデリーの官庁街を歩く。

インド門からゆっくり歩いて凡そ15分。前方に官庁街が見えてきた。
イメージ 1


官庁街に近づくと、それまでの林のような公園から、ガーデンに変わってきた。
イメージ 2


インド官庁街だ。
イメージ 3


正面奥に大統領官邸のドーム屋根が見えてきた。
イメージ 4




インド門から大統領官邸までの直線道路。ゆっくり歩いても15分程度で行けるのだが、歩いている人は殆どいない。まれに何人かが、インド風のゆったりした足取りで往来している位だ。道路を歩く人は数少なく、林のような公園の中で散歩している人とか、自転車で通り過ぎる人(サイクリングではない)がいる位で、この周辺は全くの過疎地帯。徹底した人工的計画都市で、人間味がない、インド的な混沌さが全くない、清浄な世界だ。

花壇を整備している女性は見るからに一般主婦で、ボランティアのようにも見えるが、実際は園芸作業員だ。この国ではカースト制が色濃く残っていて、同じ職業を親子代々引き継いでいる。普段着の格好をしていて、主婦のアルバイトかボランティアのように見える女性も、そうしたカーストの一員で、職業として造園をやっているのだろう。持って生まれた職業。大半のインド人はそれに疑問も持たないし、それが天性のものとして受け入れているのだろう。

遠くに見えた大統領官邸のドーム屋根も段々大きくなり、形もはっきりしてきた。官庁街の建物も、しっかりと大きく見える。それに連れて、それまでの林のような公園から、花で彩られたガーデンに変わってくる。どこの国でも役人は特権階級だ。役所を出入りする若手役人の数も多く見られるようになり、皆颯爽と歩いている。ウオール街とか香港セントラルを颯爽と歩くビジネスマンのようだ。全くここはインドとは一頭地抜けた、別世界。オールドデリーで見られるような、うだうだのたのた歩いている人影は全く見らない。まさにエリート。自分たちがこの国を引っ張っているのだと。光り輝く若手官僚の姿が、そこかしこにあった。素晴らしい!



官邸前にはこの国の重要官庁、大蔵省、防衛省、産業省などが立ち並んでいる。
イメージ 5


役所を出入りする若手官僚も、颯爽と歩いている。
イメージ 6


大統領官邸も真正面だ。
イメージ 7


人口13億人を引っ張るこの国のエリート中のエリートが、この一角に集まっている。
イメージ 8