ちゃおチャオブログ

日々の連続

能登の春(39)朝風呂につかり、国民宿舎やなぎだ荘をチェックアウトする。

国民宿舎やなぎだ荘の浴場は早朝6時から開いていて、自分が行った時には、まだ誰も来ていなかった。
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今朝は一人で貸し切りだ!
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窓の外からは、里山の柳田の村落が眺められる。
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風呂上がりに暫くロビーで汗を取る。
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能登旅行最後の朝になった。今日の夕方の便で東京に戻ることになる。秘湯と言えるかどうか、地元の人の話ではここの温泉は和倉温泉と同じくらいに温質が良いと。自分には温泉の違いは殆ど分からず、分かるとすれば、温水の色の違いとか、乳白色になっているとかの、眼で見て分かる程度の違いだが、ここの温泉は無色で、大方無臭。硫黄臭はそれ程感じない。一昨日輪島温泉で足湯に漬かった時に感じた、無色無臭に近い温泉だ。朝起きて、朝食前にもう一度、最後の温泉に入ることにした。

ここは朝の6時から入浴でき、浴場に行った時は誰もいない。昨夜何人宿泊したのか知らないが、後で分かったことだが、朝食のテーブルには3膳分が用意されていたので、多分自分を含めて3人の宿泊者がいたかと思われる。が、今の時間、まだ誰も来ていなくて、広い浴場は貸し切りだ。朝もやのかかる眼下の柳田の里山を眺め、ゆっくりと湯船に漬かる。贅沢な時間だ。十分温まり、そのまま食堂へ行く。
 
朝食を終え、チェックアウト。精算の際、空港レンタカー事務所で頂いた2000円クーポン券、これはレンタカーを借りて、能登半島のどこかに宿泊したら、県の観光センターから一人分2000円のクーポン券が発行され、清算の際に使用できるとのこと。お陰で昨日の能登牛分はお釣りが出た。2日分の宿泊食事代、トータルで13,500円で済んだが、事前のネット支払い9120円とこの2000円分を差し引き、僅かに2300円程の支払いで済んだ。久しぶりに泊った国民宿舎、清潔だし、料理も美味しい。温泉も良かった。随分安価な支払いで2日間を楽しむことができた。

こんなに安上がりな国民宿舎、どうして満員にならならないのか不思議に思い、清算の際、町の財政負担についてフロントの若い男性に聞いてみたら、こんな答えが返ってきた。「ご心配頂きありがとうございます。確かに昨日、今日、今は端境期でお客さんは少ないですが、又今月末から新年度の事業がスタートし、近隣の土木工事の関係者が沢山やってきて、長期に宿泊し、殆ど満員になります。お客さんは丁度よい時期に泊まれました。どうぞお気を付けて運転して下さい。」と、逆にこちらが心配される程だった。能登町の職員、食堂でもどこでも、良く指導が行き届いているようだった。この宿舎が廃業したら、約10人程はいるであろう、彼等彼女らパート従業員も職を失うことになり、彼等もこの施設を守る為に、随分な努力をしているに違いない。

さて、今日これからの最後の半日、半島北部の七尾まで出て上杉謙信天下の名城、難攻不落の七尾城を見てから、帰京することにしよう。昨日上ってきた県道を再び宇出津に出て、今日は北よりの穴水、和倉を経由して七尾まで出ることにしよう。



フロントの横には売店もあり、昨夜はここで地酒を買った。
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さて、時間になって食堂に向かう。
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朝食を食べてチェックアウトする。
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宿舎フロント。余りにも少ない宿泊者に心配したら、却って逆に当方が運転を心配された。
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