ちゃおチャオブログ

日々の連続

四国霊場・高知篇(14)最御崎寺を出て、高知市内のホテルに向かう。

 お遍路センターを通り抜けて、最御崎寺を後にする。

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最御崎寺境内の主要建物が案内されている。

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お遍路センターの2階、3階は宿泊施設になっている。

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スカイラインを下り降りた所にある室戸の室津港

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室戸山明星院最御崎寺。若き空海がこの寺の崖の下にある洞窟で修業をし、虚空蔵菩薩求聞持法を体得し、以後、日本の仏教界に赫々たる足跡を記し、今では最大の信徒を有する真言宗を起し、今でも高野山奥の院で生き佛として生き続けている弘法大師遍照金剛。その弘法大師の所縁の場所としてここに最御崎寺が建立されたのだ。徳島薬王寺からの長い道のりを歩いてやってきたお遍路さんにとって、漸く休める場所がここにあった。お遍路センターの2階、3階は宿泊施設になっていて、200人以上のお遍路さんを泊めることも出来る。全国各地から信徒の団参お遍路さんがやってくるに違いない。1階土産品コーナーも大きく、品物は豊富で、沢山のお客さんにも対応できるだろう。

お遍路センターの前の駐車場に停めてあったバスに乗り込み、先程のループ状の室戸スカイラインを下り降り、再び室戸の町中を通り、バスは国道55号線を高知市内あるホテルに向かって北上する。窓の左側には太平洋が見えたり、町中を通ったり、時々、津波避難の為の鉄塔タワーが見えたり、外の景色を見ているだけでも飽きない。第三セクターの土佐黒潮鉄道の御免ー奈半利線の線路が走っていて、時々国道とクロスする。御免とか奈半利(なはり)とか聞き慣れない名前の町名になっているが、昔からのこの地方で言い慣わしている地名だろう。

途中のトイレ休憩でその奈半利線の安芸駅前に止まる。かなり奇麗な駅でロータリーもよく整備されている。安芸の広島ではない土佐の高地で、どうしてこの町が安芸市命名されたのか、疑問に思ったが、神戸出身の先達さんにその理由を聞いても分からないに違いない。ただ誰でも知っている明治の豪商、三菱の礎を作った岩崎弥太郎はこの町の出身とのことである。

駅はスーパーを兼ねていて、地元産の野菜とか生鮮食品が売られていて、町の人も買い物に来ている。バスのメンバーも地元のトマトとか、果物を買っている。夜食にするのだろう。店舗の奥に小さな改札があり、その向こうに空の電車が止まっている。電車の胴体に「モネの庭、マルモッタン」のカラフルな広告が見える。そうだ、モネの庭はこの沿線のどこかにあるのだ。モネの庭はジベルニーかと思っていたが、この町ではマルモッタン美術館から名前を借りて、モネの庭としているのだ。・・沢山のお客さんがやってきてくれたら良いのだが・・。

 

高知市内のホテルに行く途中、トイレ休憩で安芸駅に止まる。

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黒潮鉄道奈半利線だ。電車の胴体に「モネの庭、マルモッタン」の広告が見える。

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安芸駅。小さな改札だ。本数はかなり頻繁に運行されている。

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時刻表。しぶとく生き延びてくれ!

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