ちゃおチャオブログ

日々の連続

四国霊場・高知篇(30)皿鉢(さわち)料理を堪能し、金剛福寺へ。

巡礼二日目の夕食。皿鉢料理で、なかなか豪華だった。

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向いの大西さんがなかなかの上戸で、刺身も美味しく、お酒が進む。

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一期一会、良いお遍路の出会いだった。

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昨日のチェックイン同様、今朝のチェックアウトもホテル従業員総出で玄関外に出て、見送られて、今日最初の札所、金剛福寺に到着した。

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高知の足摺のこんな場所に温泉があるとは、思いもよらなかった。夕食前に温泉に入り、宴会場での夕食は高知の名物料理、皿鉢(さわち)だ。向いに座った大西さんは上戸で、刺身料理が美味しいのに相まって、酒量が進む。他の皆さんはそれぞれ部屋に引き上げて行ったが、我々二人だけがとり残される。

 

中国、杭州から出稼ぎに来ていた給仕の女性が愛想よく、高知の銘酒、加茂鶴、司牡丹など冷酒を持ってこさせる。余り長腰だと給仕の皆さんが帰れないので、頃合いを見て引き上げることにした。フロント横の売店を開けてもらって、追加の酒を買って、大西さんの部屋へ。彼も一人参加だから一つ先の部屋だ。先の大戦終戦の日、割腹自殺した大西瀧次郎中将の話で盛り上がる。彼も兵庫出身。同じ大西姓で縁戚に当たるかも知れない。話も詳しかった。

 

彼もかなりの酒飲みだが、自分よりは少しは弱い感じ。もう半分うとうとしかかっている。夕方早い時間から飲み始めたので、まだ時間は早く10時前だ。寝る前にもう一度露天風呂に行く。海からは大分離れているので、潮騒は聞こえないが、夜空を眺め、酔いを醒ます。やや雲の多い夜空で、満天の星は見えなかったが、小さな岩風呂で雰囲気は良かった。ロング缶を買って部屋に戻ったが、全部は飲み切れず、半分残して倒れてしまった。一期一会、存分に飲んだ。気持ち良い足摺の夜だった。

 

今日は高知巡礼の最終日。5ケ寺を巡礼し、夜の便で高松を後に羽田に向かう。今日最初の札所は第三十八番金剛福寺。昨日チェックインした時もホテルのマネジャー初め、従業員が玄関前に総出で歓迎してくれたが、今朝チェックアウトする時も、全員集合、玄関前に並んで丁寧に頭を下げて見送ってくれた。美しい日本の情景だ。金剛福寺足摺岬の先端部付近にあって、ホテルを出たバスは、岬を回り込むように進むが、当方、残念ながら窓際の席ではなく、足摺の灯台を見ることは出来なかった。岬も寺もホテルからは10分もかからない程の近い場所にあった。

 

 

ここは補陀落渡海で有名なお寺だ。

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補陀落渡海で、足摺の地名ともなったお寺。

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亀の池。

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本堂に参拝する。

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