ちゃおチャオブログ

日々の連続

10.23.(水・晴れ)世紀の祭典。

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一夜明けた今日は朝からの晴天。秋の好天を絵に描いたような快晴の空だ。諸外国からお祝いに駆けつけてくれた世界中の王族、元首、要人も、昨日の肌寒い氷雨から一転、今日の日本晴れに、陛下の即位を天気も一緒に祝ってくれていると思ったに違いない。

神武天皇以来2400年の歴史と伝統を引き継いできた日本の天皇家。日本の天皇家と最古を競ってきたエチオピアのハイレセラシエ家は半世紀前の革命により遂に滅亡し、他はどこを見てもこれ程長い期間、一国の主であり続けた国は遂に日本以外にはどこにもない。

昨日の王朝絵巻のような華麗な装束と儀式。その映像を見た世界の人々は日本の豊かな歴史と文化、過去を重んじる姿、天皇と共にある国民、等々、平和国家日本を強く印象付けられたに違いない。

オリンピックもラグビーもサッカーも4年に一度しか行われない。ノーベル賞は毎年のことだ。スポーツの熱闘は人々に元気を与え、ノーベル賞は人々に希望を与えるが、この日本の伝統儀式は不定期で、且つ予測不能ではあるが、連綿と続く連続性を有していて、10数年に1回、或いは50数年ぶりに行われることもあった。今回その即位の礼が29年振りに行われ、その映像は世界の人々に静かな感動と興奮、歴史の重さを与えたに違いない。日本が世界に誇れる世紀の祭典だった。今回招待され、間近で現実に接することの出来た世界の元首、要人は、深く記憶に留め置かれることになっただろう。

今から半世紀以上も前、平成天皇がまだ皇太子の頃、現エリザベス女王陛下の戴冠式に遥々日本から海を渡って参列し、若き27歳の凛々しい姿に世界の王族から称賛が絶えなかったが、今回も同じように、海の向こうからブルネイ王族の国王と若き28歳の王子が二人して来日し、寿いだ。皇室を絆に日英両国が末永く緊密であるように、日本とブルネイも末永く同様の関係になるだろう。アジアでは個人所得が一番高い国ブルネイ。国王と王子が二人そろってやって来るとは!

アジアで殆ど個人所得が一番低い国、ブータンからは幸せのワンチェク国王夫妻。欧州で現存している王家の殆ど全部の国王夫妻がやってきた。英国女王の戴冠式同様の世紀の祭典だった。一昨日のラグビー以上に、多くの日本人に感動と誇りを与える見事な祭典だった。日本人の心にも末永く記憶されることになるだろう。

 

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