ちゃおチャオブログ

日々の連続

9.9(金・晴れ)エリザベス女王死去。

 

昨日、エリザベス女王が亡くなった。96才。25才の時に女王位に着いたから70年以上の在位期間になる。昭和天皇の62年よりも8年も長く、今まで最長だったタイのプミポン国王と並んだ。

先月安倍元総理が暗殺された時には、それ程沢山の国民が哀悼し、喪に服した訳では無かったが、女王の死には世界中の人々が哀悼した。平和を愛し、存在するだけで人々を幸せにした存在。昭和天皇との交流も深く、天皇が戦後初の訪英を果たし、女王陛下から最大の歓迎を受け、その答礼に女王ご夫妻も訪日され、日本国民からも大歓迎された。双方皇室の親善は日英の強い絆ともなり、国際平和の象徴でもあった。

昭和天皇崩御された際、女王自らが弔問に来日されなかったのは、日本人を少し失望させたが、それが英王室の伝統と知り、了解した。今回、本当は令和天皇に行ってもらいたい。それが適わなければ上皇御夫妻と皇太弟が一緒に行ってもらいたい。それが英国王室から注がれた日本皇室への絆への答礼と思う。

 

陛下も女王も人であればいつかは死ぬ。それが早いか遅いかの違いだけで、人は死に向かって生きていることに差異はない。96才の女王陛下、つい2日前には新たに選出されたトラスさんに総理の印可を与えた。死ぬ直前まで公務を果たし、その翌日、殆どベッドに伏すことも無く黄泉に旅だった。見事な生き様と見事な死。流石、女王陛下の国の女王だった。天皇陛下同様に、女王陛下に深い哀悼を送る。