ちゃおチャオブログ

日々の連続

江南周遊(39)無錫景観区の庭園へ。。

高速道を降りると前方に大きな楼門が見てきた。

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昔の何かを再現した建物のようだ。

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住宅地の中を流れる水路。

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高速道を降りたツアーバスは、無錫の郊外を少し走り、公園の駐車場に停車した。先刻の大運河同様、ここにも我々ツアー客以外の観光客の姿は見えない。人気がないのか、不景気なのか、春節後の観光枯れなのかは分からないが、余り静かすぎるのは中国らしくない。中国はやはり沢山の人が押しめきあっているのが様になる。

 

途中バスの中から運河沿いに大きな朱色の楼門が見えている。新たに造られたもので、この楼門を中心にこの周辺に又大きな公園でも作るつもりなのだろう。中国は幾多の戦乱、内乱、革命騒ぎで、こうした貴重な過去の史跡、資産が破壊され、打ち壊されて殆ど何も無くなったが、経済復活した昨今、30年程前から全国各地でこうした嘗ての史跡の再築に取り組んでいて、そのスピードも速い。自分には過去との比較はできないが、多分、嘗てそこにあった以前のものよりは、再築された建物の方が遥かに立派で、見栄えの良いものに違いない。

 

30数年前、南京の中山廟へ行ったが、その時は丘の上に廟があって、その下の土産店が数軒あっただけで、廟への参詣者も少なく、土産店の主人が暇そうにしていて、現地の雨花石をしきりに勧めるので、土産にセットで買ったが、5年程前同じ場所へ行ったら、全く見違える程の麗々しい丘に変わっていて、電動シャトルなども頻繁に行き来し、沢山の中国人観光客で溢れかえっていた。その様違いぶりに、全く別の場所へ来たのかと錯覚もしたが、そこは間違いなく孫文を奉る中山廟であることには違いなかった。

 

毛沢東時代、鬼っ子紅衛兵の非林非孔の名のもとに、各地の歴史的な建物が殆ど破壊されてしまったが、経済が発展し、国が豊かになると共に、過去の見直し、過去への憧憬、中国人の尊大主義が頭をもたげ、再び又過去の栄光の時代、建造物の建設ラッシュになった。それは嘗てそこにあったものよりは遥かに立派なものだった。そんな一つが又この太湖の畔に建造されるのか・・。

 

大小様々な水路が街中を走っている。

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次にやってきた庭園。簡体字で書いてあって、自分には読めない。

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中国も公衆マナー、公徳心が随分進んできている。

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