ちゃおチャオブログ

日々の連続

江南周遊(53)蘇州大運河、盤門景観区を散歩し、上海へ。

このツアーは盤門水門の中には入らず、運河沿いを散歩することになった。

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遊歩道を散歩している観光客は殆どいない。

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途中の休憩所には、綺麗なトイレも作られている。

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世界遺産が一番多い国は多分中国で、欧州のイタリアやギリシャよりも多いだろう。欧州諸国は世界遺産とPRしなくても、世界中から観光客がやってくるので、殊更競って世界遺産に登録する必要もないのだろう。ここ10数年の日本も、中国に見習ってか、いろいろな箇所での世界遺産、それは単に歴史的なものだけでなく、世界文化遺産世界自然遺産、等々、世界的に評価される事物、事象だったら各地方ではこぞって登録に熱を上げている。

 

後で知ったことだが、ここ蘇州の大運河の水門、盤門史跡も世界遺産だった。蘇州にはここ以外にも幾つかの世界遺産があり、最も有名なのは寒山寺で、自分も以前鐘を撞いたこともあったが、その鐘楼とか、寒山拾得の絵画だったり、三国志よりももっと古い紀元前の呉越の頃の呉王が建設した虎丘の七重の塔(後での再築)等々、この水門よりももっと人気度の高い遺産がある。この盤門水門も城内には入らず、運河沿いを散策しただけに終わったが、ツアー料金が低廉なことを思えば、やむを得ないことかも知れない。

 

運河沿いを数百m歩くが、我々ツアー客以外の散歩者は殆んど見かけない。町中からも離れていて、わざわざここまで朝の散歩に来る人もいないのだろう。運河沿いに休憩所があり、その前で中国人家族が数人談笑をしている。珍しい光景だ。地元の人かも知れないし、他所からやってきた観光客かも知れないが、朝の陽光を浴びて、優雅なものだ。運河沿いの散策路を又元の場所に引き返し、ツアー客の何人かは、再び運河に架かる太鼓橋に登り、高見の場所から運河を眺めている。昔の橋はこんなに極端に高くは作られていなかっただろうが、この橋がいつ再築されたのかは知らないが、明らかに観光目的で、デフォルメされたものだろう。さて、盤門水門沿い運河を散歩し、再びバスに乗車して、次の目的地、上海に向かった。

 

陽当たりの良い場所で中国人客が寛いでいる。

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何人かは最後にまた運河に架かる太鼓橋に登る。写真は同行者のナベさん。

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中国は監視社会。こんな観光場所にも監視カメラが設置されている。

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