ちゃおチャオブログ

日々の連続

江南周遊(77)浦東国際空港。

海浦東国際空港に到着した。

f:id:commodore:20200406172725j:plain

 

大きくて、近代的な空港だ。

f:id:commodore:20200406172808j:plain

 

ツアーガイドの黄さんとはここで分かれる。4日間、御苦労様でした。蘇州大運河の橋の上で楓橋夜泊を口ずさんだのが懐かしい。

f:id:commodore:20200406172852j:plain

 

40年ほど前最初に中国にやって来た時、北京も上海も以前の古い空港だった。特に開業して間もない成田からやって来た北京空港は空港ビル内の明かりも薄暗く、最新の成田との大きな落差を感じた。何故か日本から持ってきた普通の週刊誌、それは新潮か毎日だったかと思ったが、検閲され、中に水着姿の女性写真が載っているとのことで、没収されてしまった。当時の上海は虹口空港で、市内に近く、東京でいえば羽田空港のような位置づけだった。上海は北京と比べ検閲もそれ程厳しくなく、過去何回かの入国で、スーツケースを開けられたという経験はない。

 

海浦東国際空港が何時開業したのかは、定かに知らないが、今から30年程前、杭州に新しい空港が出来て、そこへJALの新規路線が就航するとのことで、成田からダイレクトで杭州に取んだが、上海浦東の開業はその少し前位だったかと思う。この当時、中国各地に新しい空港が開業し、正に経済のLand Offの感があった。この浦東空港が出来た当時には、今の上海市内から地下鉄で直結する路線はなく、多分古い鉄道路線が近くを通っていたかも知れないが、空港から市内まではシャトルバスでの連絡になっていた。

 

その後磁気電動のリニアカーが出来て、浦東地区中心部まで10数分で行けるようになったのは驚きだ。但し自分はまだこのリニアカーには乗ったことはないのだが・・。今度上海へ行く機会があれば、物の試しに乗ってみよう。

 

この空港は名前の通り、上海の浦東地区にあるのだが、それは上海を流れる黄浦江の東側にある地域ということで「浦東」と名付けられた。普通揚子江(長江)は西から東に流れていて、その支流の黄浦江も同じような向きの流れで、この黄浦江の右岸は、南側と錯覚しがちだが、川は市内を湾曲して流れていて、その右岸は東になり、この空港の直ぐ外側は広い太平洋(シナ海)である。以前上海から高速フェリーで補陀山に渡っとき、市内のバスターミナルから高速道でこの空港そばを走り抜け、その先の太平洋に面した港からフェリーに乗ったこともあった。

 

空港ビルは同じサイズ形の2棟の建物に分かれていて、JALとANAはそれぞれ別々の建物で、以前一人で来た時に混乱したこともあったが、A棟とB棟を結ぶ連絡通路は200m程の距離で、スーツケースを転がしても僅かな時間だった。海岸に近い荒れ地に造られた空港だから、周囲にはまだまだ沢山の空き地があって、将来ニューヨークと極東とを2時間で結ぶスーパージェット機が就航された時、極東のハブ空港になるのは成田ではなく、ここ上海になるだろう、との予感させられた。

 

Duty Free Shopもあるが、もう余り買うものもない。

f:id:commodore:20200406173032j:plain

 

孫へのチャイナ服でも買っていってやろうか・。

f:id:commodore:20200406173111j:plain

 

さて時間が来て、搭乗口に向かう。JAL機も待っている。

f:id:commodore:20200406173150j:plain